内容説明
この本が、世界を変えた。かなり難解、かなり重要な名著60冊を図を使って徹底解説。アリストテレスからプラトン、ブッダ、孔子、老子、スピノザ、カント、デカルト、フロイト、ニーチェ、マルクス、ドゥルーズ、ピケティまで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
76
生涯のうちで世界の名著をどれ程読めるのか?むしろ読破できない本が名著といえるのかも。そんな時に哲学・人生論・政治思想・心理学・社会学・日本思想などの名著を1冊4pで内容を紹介するこんな本がとても有難い。特に本の難易度を★5段階で表してくれていて、更に現代におけるその書物の意味合いを「人生に役立つこと」で3行にまとめていて、著者のメッセージがわかりやすい。さすが河合塾など予備校で教えているだけあって、ツボを押さえておられる。紹介されている60冊のうち、★1つの読みやすそうな本からトライしていこうかな。2020/02/22
壱萬参仟縁
47
高校生用だが、大人が読んでもいい。特に、人生で役に立つこと の枠内が思想家ごとに書いてあるところだけでも有用。聖書を知ることの大切さが説かれている(27頁)。苦しいことがあったら「これを無限回繰り返せるだろうか?」と自分に問うてみよう(ニーチェのところ95頁)。サルトルでは、自由であることはできないという宿命を書かれている(115頁)。これは、シュタイナーの『自由の哲学』、ミル『自由論』と読み比べてもいいだろう。ルソーで、不平等を強いる社会状態は腐敗している。2021/03/28
ま
37
難解な古典を紹介していく入門書。哲学用語図鑑とかのほうがわかりやすいかなという気がした。ちょっとパワポ本にのめり込み過ぎて活字を拒否してしまってるのかもしれない。倫理の本とかでカタログ的にパラパラと把握するのもいいが古典そのものに向き合うのも新たな発見があるのだろうなとは思った。各著者の顔写真(または絵)が掲載されてるのが地味に良い。ケインズこんなしっかりした口してたんだ。2023/04/10
タナカ電子出版
36
この本は難解な名著をわかりやすく4ページにまとめる力技の本です💪❗8章のコンセプトに分けられています✨古代の古典 考えて人生を変える 悩める人生 政治思想 仕事と生き方 心と言葉 現代社会 日本思想 各章に6冊ほど掲載されています。どんな本なのか簡単に知ることができるので参考に読んでください♥️すべてを4ページにまとめるのは凄い‼️要約力が半端ないです🎵2019/05/29
inami
34
◉読書 ★3.5 特に多くの人に読み継がれている「名著」と呼ばれる60冊のエッセンスを1作品4Pで紹介している。気になる本がどんな内容なのか、大雑把に理解するにはもってこいの本だ。タイトルに「難解な本」とあるのに、なぜかご丁寧に【本の難易度(★1〜★5)】が載っている(笑)。「はじめに」にもあるが、名著にはそう呼ばれるだけの理由があって、多くの人が今悩んでいることのほとんどは、この長い歴史上で誰かがすでに徹底的に考えていること。紀元前だろうが、人間はやはり人間。悩み解決に「名著」を利用しない手はないですね2020/08/06