創元推理文庫<br> ビール職人の醸造と推理

個数:1
紙書籍版価格
¥1,210
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

創元推理文庫
ビール職人の醸造と推理

  • 著者名:エリー・アレグザンダー【著】/越智睦【訳】
  • 価格 ¥1,119(本体¥1,018)
  • 東京創元社(2019/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488117078

ファイル: /

内容説明

アメリカ北西部のレブンワースは、ドイツのバイエルン地方に似た風景が広がる、ビールで有名な小さな町。町で一番のブルワリーを夫とその両親と一緒に切り盛りするわたしは、幸せな日々を過ごしていた――夫の浮気が発覚するまでは。わたしは家から夫を追い出し、町に新しくオープンするブルワリーで働くことにした。フルーティーながらもすっきりした後味のビールや、腕によりをかけたわたしの料理がうけて、開店初日は大成功! しかし翌朝、店で死体を発見して――。愉快でおいしいビール・ミステリ登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

254
どうも「今日も元気だ。ビールが美味い」の人です。もっと気軽にビール造りが愉しめたら、身近にビールの神秘を親しめるのですけどね。それでも、日本でもマイクロブリュワリーが様々なビールを提供してくれる様になりました。有り難や。推理。うむ。本書は、殺人も起きるけど、ミステリーっぽく無くてね。主人公は犯人でも、探偵役でも無くて、全然事件に迫らないの。マジで。醸造所に併設されたパブで、出来立てのビールを愉しむの良いなぁ。ご近所に、醸造所は無いけど、直営のビアレストランはあるのを思い出しました。行かなきゃ。2022/12/06

のぶ

92
軽い感じのミステリーで殺人事件は起きるのだが、陰湿さはなく、コージーに分類しても良い作品かと思った。主人公のスローン・クラウスはシアトル近郊でブルワリーを切り盛りしていた。ある日、夫のマックの浮気が発覚し、平穏な生活に波風が立ち始める。スローンはやがて新しいブルワリーで働くことにするが、店でビール職人が死体で発見される。コンパクトな感じのミステリーだが、ストーリーは良く纏まっていて、楽しく読み進む事ができた。また、ビールの醸造過程が記されていて、知らなかった知識を吸収する事ができたのも良かった。2019/04/27

NAO

71
シアトルの近郊、ドイツのバイエルン地方に似た町並みが広がるビールで有名な観光地レブンワースを舞台としたミステリ。ビールの町ならではの、ビール絡みの殺人事件。被害者はなぜ殺されたのか。犯人は誰なのか。事件の推理も楽しいが、パブで出される料理、主人公が作るビールを使って作ったデザートにも、大いに興味をそそられる。読みながら、ビールを飲みたくてたまらなくなるので、要注意。2021/08/05

ナミのママ

67
シリーズ一作目。殺人事件は起こるけどミステリというより楽しいお話。舞台はシアトルのドイツ村と呼ばれるレブンワース。実在するようで検索すると街の画像が見れた。知り合いだらけの街で夫の浮気は発覚するし、殺人事件は起こるし、何やらあわただしくなってくる。主人公の女性ビール職人スローン(わたし)のキャラクターが好き。ビールに詳しくなる!おつまみも気になる。街を囲む自然描写もいいな。軽く読めて楽しめた。2021/04/10

Kazuko Ohta

58
ビストロやリストランテが舞台というミステリーはあっても、ブルワリーが舞台という話を私は知らない。初めてです。まるでドイツなアメリカの町最大のブルワリーに嫁入りした主人公が、新たにオープンするブルワリーで働くことに。日常の謎系かと思ったら堂々の殺人事件発生。犯人は最初から怪しすぎる奴で、言ったところでネタバレにもならん(笑)。ミステリーとしてはちっとも惹かれないけれど、ビールと料理が素敵すぎる。シリーズものなのにミステリー部分にはほぼ興味わかず。続編が刊行されるならば、ビールと料理に釣られて読むでしょうね。2019/04/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13527849
  • ご注意事項