復興から自立への「ものづくり」 ~福島のおかあさんが作ったくまのぬいぐるみはなぜパリで絶賛されたのか~

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復興から自立への「ものづくり」 ~福島のおかあさんが作ったくまのぬいぐるみはなぜパリで絶賛されたのか~

  • 著者名:飛田恵美子【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 小学館(2019/03発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093886765

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内容説明

※この作品は固定レイアウト版です。
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“ものづくり”でいかにして立ち上がったか。

東日本大震災後、東北各地でものづくりによる復興プロジェクトが数多く立ち上がりました。その後、目の前の課題を解決するための試行錯誤を経て、しだいに復興という目的を超え、地域ビジネスに成長したプロジェクトも登場しています。その成長のプロセスには、人口減少、少子高齢化、産業の衰退など、いま全国の地方が直面する課題解決へのヒントもちりばめられています。

そうしたプロジェクトを現在までに80件以上取材し、成り立ちから作り手たちの思い、完成した商品までを丁寧に紹介してきたウェブサイト「東北マニュファクチュール・ストーリー」に掲載されたものづくりの物語から、21話を厳選し、アップデートして一冊の本にまとめました。

なぜ“ものづくり”だったのか。たくさんのものを失った人たちが、手を動かし、ものをつくることにより、いかにして仕事や収入、生きがい、仲間、新しい居場所を見つけ、立ち上がっていったのか──震災から8年となるいまだからこそ、たくさんの人に知ってほしい物語です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スイ

10
東日本大震災の後、数多く立ち上げられた物作りによる復興プロジェクトへの取材をまとめたもの。 南三陸ミシン工房は、バッグを母に贈ったり、自分用のペンケースを購入したりして来たのだけど、こんなにたくさんのプロジェクトがあったのか…それでもまだまだ一部。 震災・原発危機との被災地の方々の向き合いを知ることの重要性はもちろんなのだけど、「コミュニティかビジネスか」「一過性のイベントではなく持続できるものにするには」など、多くの地域で共通しているだろう課題についても考えさせられる。2019/06/05

紫苑

3
3.11の後、手仕事のコミュニティがたくさんできたことは知っていた。ツイッターでの要請を見て、余り毛糸を送ったこともある。その中で、事業として継続している中から21の団体を取り上げたのが本書である。とにかく手を動かしたい、繋がりを持ちたいというところから、商品として精度を上げ、販売までの運営を軌道に乗せるのは、並大抵ではなかっただろう。画像が多く、購入先のURLが添えてあるのも嬉しい。8年目の3.11に注文した小さな「あいくー」がうちの子になりました。2019/03/18

留吉

2
受け身の支援を待つだけじゃダメだ、自分たちの足で立たなくては、と。ものづくりを通して立ち上がろうとした、被災地で生まれたプロジェクトの数々。その中から紹介された21の物語。復興支援を抜きにしても、素晴らしい手仕事の作品の素晴らしさと、それに関わる人々の熱意に敬服!2019/11/03

塩きゃらめる

2
【図書館】2019/09/09

Chihiro

1
「人口減少、少子高齢化、産業の衰退、環境汚染、コミュニティの崩壊。東北は課題先進地。東北のイノベーションは、他の地域のまちづくりのヒントになるだろう。」 紹介される小物たちがどれも可愛くて、マルシェがあったら行きたい。どれもオリジナリティー溢れてる。子連れ出勤できる職場、70〜90歳がやりがいを持って働ける場所、地域性を生かしたものづくりがそれらを叶えたことが素晴らしい。ベビーモスリンを是非使用したい。2019/06/25

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