集英社ビジネス書<br> ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題

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集英社ビジネス書
ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題

  • ISBN:9784087861105

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内容説明

最近の日本の政治、教育、社会……ちょっとおかしなことが多すぎませんか? 世の中の動きに、何も言わずに黙ってスルーしていると、いつのまにか物事がどんどんアブナい方向に進んでいたり、私たちにとって、日本の未来にとって、とても重要な問題がきちんとした批判に基づいてしっかり議論されることなく短時間で決まってしまったりすることが増えています。どう考えてもおかしなことが平然とまかり通ってしまう理不尽だらけの日本の社会とどう向き合えばいいのか。そこに不可欠な、健全な批判でもっと議論を深めるための正しい「批判のお作法」をどうやって身につければいいのか。大阪のおばちゃん、谷口真由美と、奈良のおっちゃん、前川喜平ががっちり対談。黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題に、激アツトークで鋭くツッコミ入れさせていただきます!!

目次

はじめに
第1章 「お上意識」が日本をダメにする
第2章 ヤンキーとカオスとラグビーで批判力を磨く
第3章 教育が直面している厳しい現実
第4章 政治が直面している厳しい現実
第5章 憲法が想定した人間を目指す
第6章 批判に疲れた人たちへ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Isamash

24
2019年出版の前川喜平と谷口真由美(大阪国際大学准教授)の対談書。行進練習を嫌というほどやらされた中学時代の教育を思い出した。残念ながら現在は教育の軍事教練化が一層進んでいるらしく悲しくなった。戦前の修身を復活させた様な「道徳」を通しての順応教育、自己犠牲の賛美が進行中とか。今の産業界、そして日本国全体でも世界に伍していける独自性の強い人間が必要とされているにも関わらず。そうなっていない教育行政の現状は、真の国益に沿っていないと思うのだが。結局、公立教育のお先は絶望的で、名門私立に逃げるこむしか無しか。2023/10/26

takeapple

17
現政権の酷さが1つ1つ明らかになる。批判の作法、シチズンシップ教育、憲法教育ってとっても大事で、それが社会科教師の役目何だと再認識。それにしても社会科学習指導要領に天皇を敬うことっていつのまに!早速じっくり読まないと!そしてどうするか考えていかないとダメだ。2019/08/09

まゆまゆ

13
大学准教授と元文科省事務次官による対談。憲法を中心に現在の政治状況や教育行政について批判を展開していくが、批判は愛のあるもので、その先にある理想を信じて行うものであること、発言には責任が伴うことを明らかにして、正しく批判していく重要性を説いている。言ってもムダだとして沈黙する人、投票にすら行かない日本人が多いのは、正しく批判することを教えられなかったから。自立という言葉がここでも重くのしかかる。2019/08/01

そーすけ

9
221*著者たちと大体同じ考えなので、復習読書といった感じ。主権者教育が足らないんだよなぁ。むしろ、道徳が教科化されたりして、「お上の言うことに黙って従え」という方向性が強化されているし。不審者対策と称して、子どもの名札が登下校時に外されるというのはビックリした。社会科の学習指導要領に、「天皇を敬愛する」と書かれているというのにも、驚いた。愛の押し付け。何も変わらないように見えても、間違っていることには、間違いを指摘し続けねば。そして、主権者である我々ひとりひとりが、賢くならねば。2019/08/21

MK

8
元文部科学事務次官の前川さんと大学准教授の谷口さんの対談本。おかしなことが平然とまかり通ってしまう理不尽だらけの今の日本社会とどう向き合うか、書かれている。 まさに本の題名どおり「ハッキリ」言っており、全般にわたって共感することが多かった。 多くの人に読んでみてほしい本だと感じた。2019/02/13

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