内容説明
迷い、悩み、孤独なお母さんたちへ。
人気カウンセラーが、発達障害の子どもを持つ母親のための療育メソッドと実例を紹介します。
◆ 子どもの「できた」が増えていく。
◆ 発達障害は治すのではなく、伸ばして活かす。
◆ 親子の笑顔が増えていく。
本書の著者も発達障害を持っており、コミュニケーション不全、強い不安と恐怖、激しい劣等感、虚弱体質、慢性疲労などの諸症状に苦しみました。
そこで著者は、発達障害の知識の習得・研究に取り組み、
さまざまな改善法を自分自身で試したところ、「典型的な症状」が半減、26歳で社会復帰します。
その噂を聞きつけた同じ障害で悩む人たちが口コミで相談に訪れるようになり、著者の改善プログラムは、発達障害に悩む多くの人の間で評判となりました。
著者の発達障害の改善プログラムは、何か特別なことを行うのではなく、普段の生活習慣を一つひとつ修正していくことに主眼が置かれています。
本書で紹介している改善法は、今日からできることばかりです。
子どものときに発達障害の対策をしておくことで、その子の長い人生がずっと楽に生きられるようになります。
ぜひ、本書を参考にして取り組んでみてください。
目次
第1章 発達障害の才能を開花させる
僕の仕事は発達障害の人の才能を開くこと
僕の生い立ち
アスペルガーを克服
発達障害について
アスペルガー症候群
受け身型アスペルガー / 孤立型アスペルガー / 積極奇異型アスペルガー
ADHD(注意欠陥・多動性障害)
多動衝動性優位型ADHD / 不注意優勢型ADHD / 混合型ADHD
第2章 悩み多き子育て
迷い、悩み、孤独なお母さんたち
誰もが「母性あふれるよき母」になれるわけではない
愛情は万能ではない
親子だから自然に分かり合えるとは限らない
気質的に子育てが苦手なお母さん
気質的にネグレクトのお母さん
親は子どもに激しく嫉妬している
子どもを自分のコントロール下に置きたい親
子育てを自分の存在証明とする親
発達障害の子どもを育てるにはプラスアルファが必要
第3章 親の心得
発達障害は苦難も多いが、希望も大きい
人生総合改善法
発達障害者は、社会にとって大きな人財である
発達障害をブランド化してはいけない
必要なのは愛情よりも知識
問題行動を脳機能の面から考える
正しい知識を身につける
改善マニュアルは豊富に揃っている
発達障害は凸凹症候群である
IQが高くても学習障害は出る
凸凹の活かし方
意識より行動が結果を生む
環境が変われば行動も変わる
服装が変われば行動が変わる
原因と結果の順番を入れ替えてみる
教育とは矯正であり強制である
詰め込み教育は必要不可欠
学ぶは真似ぶ
勉強ができるに越したことはない
劣等感は勉強や外見の向上によって克服できる
よい習慣を身につけるコツ
発達障害の感覚過敏に配慮する
コミュニケーションのコツ
絵や写真を使って説明する / 指示は具体的に出す
アイメッセージで伝える / 真似上手は創作上手
日常生活で取り入れたい細かな習慣
手順はシンプルに / 夜の照明は控えめに /部屋を機能別に分ける
姿勢サポートの椅子を使う / 挨拶は元気よく
発達障害を言い訳にさせない
長期戦を覚悟する
接し方を考える
平等より公平を心がける
男女には違いがある
才能は灯台下暗し
話し合いでは解決しない
やりたいことは努力しなければ見つからない
近道は存在しない
スピリチュアルに走らない
第4章 発達障害の改善方法
哲学と人生論は現実において役に立たない
選択肢をたくさん持つ
発達障害は肉体的な問題
脳を鍛えるには運動が一番
体の癖を知り、整える
体幹を整える
1日10分の有酸素運動で脳が活性化
体内時計をリセットする
分子整合栄養医学に基づいた栄養を摂取する
発達障害を改善させる食事法
歪んだ認知を修正する
トークンエコノミー
ブロークンレコードテクニック
長所を褒めて伸ばす
褒めるタイミングを間違ってはいけない
親自身の感情コントロールが鍵
トークンエコノミー
タイムアウト
ロールプレイ
空間と儀式の確立
スモールステップで変えていく
靴の整頓 / おもちゃの片付け / 机と引きだしの整理 / 自分の部屋の片付け
脱いだ服を散らかさない / 食器洗いと片付け / お風呂の掃除
第5章 子育て具体例
不登校
不登校の原因
1.苦痛からの逃避 / 2.快楽的な活動や物の獲得 / 3.注目の獲得
不登校の対策
登校表を作る / ご褒美制にする / まずは保健室登校でいい
5分だけ教室にいる、教室でひとつだけ用事を済ませる
モデル 受け身型+わずかに積極奇異型アスペルガー 小6 男子
おねしょ
ほか
感想・レビュー
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