内容説明
従姉の追悼式が行われている教会で、マリベルは世界有数のギリシア富豪レオニダス・パリスと再会した。2年前、ひそかに恋い焦がれていた亡き従姉の恋人だった彼と、あふれる想いを抑えきれず、熱い夜を過ごした。けれどその後、彼からの連絡はなかった……。よみがえる苦い記憶を必死で振り払い、マリベルはレオニダスと言葉を交わすことなく教会をあとにした。しかし、彼は不意に家を訪ねてきて、さりげなく問いかけたのだ。「きみには赤ん坊がいるんだね」マリベルが恐れていた瞬間だった。
■傲慢なギリシア富豪ヒーローに翻弄されたい方、必読! 彼に息子を奪われたらどうしよう――新聞報道で乱された平穏な日々を取り戻すため、ヒロインは形だけの結婚を承諾せざるをえず……。大スター作家L・グレアムの予測不能なシークレットベビー物語。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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1
非情な恋人シリーズの2作目でギリシアヒーロー。Ⅰはシークの「熱砂の花嫁」、Ⅲはイタリア「誘惑のチェスゲーム」。ヒロインが頭の良い大学教員でヒーローにはっきり物を言う姿勢が素敵だったのに、ヒーローに結婚を求めるあたりから微妙に。洗練されたものが好きなヒーローにド派手な演出の結婚式を挙げさせ特注のウェディングドレスを着て馬車でご帰還にご満悦のヒロインがバカに見えた。形式的な結婚で納得したはずなのに嫉妬でヒーローに水をかけたり後半は魅力薄。ヒーローは傲慢だけど嘘はつかず悪人ではなくどこか憎めない可愛さがあった。2019/09/12