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内容説明
みなさんもご存じのミッキーマウスを始め、様々なキャラクターを創り出し、ディズニーランドなどのテーマパークも運営して、今やアメリカの大衆文化の象徴と言えるディズニーという会社は、このウォルト・ディズニーからすべてが始まっています。この本は、この巨大なエンターテイメント王国を創り上げた天才的な男、ウォルト・ディズニーの波瀾万丈の一代記です。
目次
口絵
凡例
プロローグ
第一部 中西部時代(一九〇一─一九二三年)
第二部 漫画づくり(一九二三─一九三四年)
第三部 アニメーションの新世界(一九三四─一九四五年)
第四部 広がる地平(一九四五─一九六一年)
第五部 そして、夢──(一九六一─一九六六年)
あとがき
訳者あとがき
『ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯 完全復刻版』について
復刊によせて──訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
344
大きくて分厚い本だが、もともとの文章がいいのか、翻訳が上手いのか、それともテーマがウォルト・ディズニーだからなのか、読みやすくておもしろい。頑固でいろいろと面倒な性格のウォルトに、ケンカしながらも弟を支える兄のロイ・ディズニーとの関係性が大きなウェイトを占めていて、「兄弟」だったからこそ現在のディズニー帝国はできあがったのだなあと思った。初期のころの作品の裏話や設定も満載で、ディズニーファンなら読んで損はない一冊。2017/10/10
ホークス
40
ウォルト・ディズニーの分厚い評伝。良かった点の第一は、ウォルトを長所短所があり功罪相半ばする一個人として描いたところ。周囲の人たちもそれぞれ個性ある存在になっている。演出は少なく、時代や背景をしっかり書くことで、個々の尊厳と愚かさにリアリティを持たせている。良かった点の第二は、ウォルトをビジネスマンとして冷徹に見つめているところ。卓越した発想や行動力を認めつつ、思い上がりや失敗の数々にも言及している。莫大な借金との戦いや経営者の孤独に対しメンタルを支えたのは、楽天主義に加えて家族や仲間への愛情だったと思う2025/01/02
いこたす
5
ウォルト・ディズニーの生涯をその仕事と共に▶︎伝記はディズニー家の出自フランスのディジニー家がアイルランドに渡る所から始まる…▶︎壮大過ぎてどうなるかと思ったがウォルトの少年期の体験や青年期の失敗を経て良く知られたディズニースタジオの話へと進む▶︎他書「ビジョナリー・カンパニー」でも紹介されていたがその情熱は凄まじくさぞかし取り巻きは迷惑を被っただろうと思う(苦笑)▶︎ランドの謎のアトラクションもその元ネタが分かって結構面白かった2018/01/24
toji
3
ウォルト・ディズニーのことを理想化してはいる気がするが、欠点や失敗のことも書かれていていい本だと思う。当たり前のようにあるアニメーションやディズニーランドがどのようにして出来上がってきたのかを知れて良かった。正直ランドのことを馬鹿にしていたけれど、次に行く時はディズニーの仕掛けを確かめてみたいと思ったし、過去作品を見る目も変わってくる。ただ、きっとジョブズのように、ディズニーの周りにいる人はさぞかし大変だっただろうなと思う。2020/08/23
うぬ山
3
いまや知らない人の方が珍しいディズニー。そんなディズニーの創業者、ウォルト・ディズニーの生涯を記した伝記。すごく長い。それだけ数多くの挑戦やエピソードがあった。小さい頃から新聞配達させられたり会社を立ち上げても最初は借金地獄。そんな状態からここまで会社を大きくしたのも凄いし、それに甘んじる事なく先を見据えてたのも凄い。しかしこの功績は陰で支えていた兄のロイが不可欠だったと思う。ディズニーランドというテーマパークがなぜ人を魅了してやまないのかも分かった。それにしてもウォルトの周りの人は苦労しただろうなぁ。2019/06/01
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