内容説明
7つの新しい「見方」が、日本史学習の最強の「味方」になる! 重要7テーマで「タテの流れ」をつかむと日本の歴史がここまで理解できる! 為政者、政治、経済、文化、外交、戦乱、衣食住7つのテーマで歴史がわかる一冊。本書では政治、経済、文化など、核(コア)となる7つのテーマを一気に通史として閲覧する。これで、日本史を流れとしてつかみやすくなり、学び直しのビジネスマンにも、受験生の日本史総まとめにもよい恰好の歴史教養書です。政治史中心の一般の歴史書と異なり、衣食住などにもページを割いているところも特長の一つです。
【主な内容】
第1章 「為政者」から読み解く日本史
第2章 「政治」から読み解く日本史
第3章 「経済」から読み解く日本史
第4章 「外交」から読み解く日本史
第5章 「文化」から読み解く日本史
第6章 「戦乱」から読み解く日本史
第7章 「衣食住」から読み解く日本史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
37
日本史の流れを7つのテーマでざっくりタテ読みすることで、どこが転換点だったかをクリアカットに理解することができる。為政者・政治・文化・外交・戦乱は今までの日本史の学校での知識と変わりないが、経済と衣食住は出色。特に鎌倉幕府がどこから収入を得ていたかは考えたこともなかった。将軍は御家人と金銭のやり取りはなかったことは新鮮な驚き。衣食住では伊達政宗の1日のタイムスケジュールで朝夕2回どんな寒い時も行水をしていたことや江戸の庶民の生活など興味深かった。すぐに読めるし、こんな「ミカタ」があるんだと参考になった。2019/01/02
takeshi3017
3
古代から近代までを7つのテーマに絞りそのテーマごとに解読していく歴史本。覚えることもなくやや難易度は低いがその分気軽に楽しめる。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou27001.html2018/11/06
ナツ
2
○明治期の太陽暦導入について 1872年に入歴が廃止。1873年12月3日がいきなり翌1873年1月1日となった。この年は、12月は2日しかなく、混乱もあったが、これで暦が西洋諸国と同じになった。1年は12ヶ月365日、1日は24時間。江戸時代までは、1年が13ヶ月の年もあったし、1時間の長さは季節によって変わった。1876年からは日曜休暇制が適用。○郵便の文字を「垂便(たれべん)」と読み間違えておしっこをしてしまう人もいた。○鉄道開業当日にはおしかけた見物人が一人ひなれて日本で最初の鉄道。2022/04/17
すずゆー
2
「為政者」「政治」「経済」「外交」「文化」「戦乱」「衣食住」の7つのテーマ(見方)ごとに古代から現代まで解読(=タテ読み)する1冊。通常の教科書の構成(=ヨコ+タテ読み)とは異なり、各テーマごとに歴史を追えるので、歴史の流れや変遷の様子がわかりやすく、良書であった。 個人的に興味深かったのは、「経済」のテーマで紹介されていた、1956年の経済白書の有名なフレーズ「もはや戦後ではない」はさほどポジティブな意味合いで使われていたわけではなかったという件だ。むしろこの言葉の真意は現代にこそ当てはまると感じた。2018/11/09
funkypunkyempty
1
★★★☆ 安定した分かりやすさ。2021/02/12