内容説明
魔物の群れに襲われているサルディア皇国と世界七賢人の一人である美少女・カルファを救ったのは、最強の能力を持つ死霊術師の少年・ローグだった。『最強の鑑定士』であるカルファに、ローグの望んだことはただ一つ、自分の職業『死霊術師』を隠すことだった!『死霊術師』は人々から恐れられ、忌み嫌われている禁忌職。このためローグは天涯孤独な存在となり、共に戦う配下はいても、友達はいなかった。ローグは最強の力などではなく、今まで一人もいなかった友達を作って過ごしたかったのだ。カルファの特殊スキル《隠蔽》によって、『死霊術師』であることを隠すことに成功し、冒険者ギルドで新米冒険者として満喫するローグ。しかし、そんなローグたちの受注するクエストでは事件が次々と発生していく。そしてそれは、せっかく出来たローグの大切な居場所でもあるサルディア皇国の危機にもつながっていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
12
【試し読み】ぼっちな主人公が友達を作るために自分のジョブを隠蔽して冒険者として生活する物語。何かにつけてAランクだのSSランクだのと、ランクで主人公の強さを際立たせようとしているが、薄っぺらい印象しか受けず、完全に逆効果。また、死霊術士の力を隠したいのか隠したくないのか、言動がちぐはぐなのもどうかと思う。最大のツッコミポイントは、前日に国が滅ぶレベルの事件があったのに、翌日、一般人が普通に生活しているところだろうか。2019/03/27
しまふくろう
9
試し読み。表紙も挿絵も可愛らしくて良い。 物語は禁忌と言われる死霊術師になってしまった主人公が職種を隠して生活する話。序盤の隠す手段が無いから開き直って死霊術師やってるモードの絵面が面白かったので、隠ぺいしてから普通の最強主人公になってしまったのがちょっと物足りない。 ここからどうなるのか続きが楽しみ。2019/03/27
あき☆ブラック・ベア
8
タイトルのイメージより優しい話だった。と言うか登場するキャラクターがいいやつが多い。先入観から避けられ続けて辛く寂しい思いをしているネクロマンサーだけど、そもそも味方の仲間が主人公をちゃんと好きだし拗れてないし、新たに知り合う面々もいい人が多い。主人公ですらタイトルの状況なのに擦れてない。真っ直ぐないいやつだ。この話は好きだな。2023/07/12
チューリップ
6
レビューキャンペーン試し読み。死霊術師のローグは職業が人々から恐れられているせいで孤独になっていた。でも職業を隠蔽して人と関わろうとするみたいな話。冒険者ギルドで新米として仕事しようとするんだけど最初から死霊術師の能力なくても能力値高くてあえて死霊使ったりしなくても戦えそうに思えた。最終的には能力ばれても受け入れてもらえるみたいな展開になりそう。2019/03/27
nawade
4
試し読み感想。やや導入部が不親切かな。主人公の過去エピソードも含めた感じで仕上げればスッと物語に入っていけたと思う。 それにしても死霊術を使わなくとも最強なんじゃ?スケルトンなんかを召喚する必要なくない?むしろ職業を隠したいなら召喚しちゃ駄目なんじゃ?2019/03/27