内容説明
私立保育園「みつばち園」で、開園以来初の男性保育士として働き始めた星野親。女性ばかりの職場や、保護者からの偏見に戸惑いながらも、体当たりで子どもたちと向き合っていく。心温まる青春お仕事小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
39
保育園って楽しそうだと思っていましたが、裏は大変なんですね。訳ありの子供を預かり、守ろうとする保育士の奮闘に自分ではできないことだと思いました。従兄弟の子供を預かるだけでも大変だったので、保育園となるとどうなるか想像つきません。2023/11/17
まいこ
8
一流大学を卒業し、企業に就職するも短大に入り直し公立の保育士を目指す星野君のお仕事小説。問題のある家庭を多く受け入れる認可外保育施設、家庭保育室のみつばち園。女性だらけの職場で唯一の男性、さらに送り迎えに来るのもほぼ母親、子どもが好きと言うだけでは続けられないお仕事だと思う2023/12/13
mamaboo
8
本を増やさないようにしているが、応援する意味で購入する。上手に生きられない人の話が好きだ。 2019/03/29
かえなつ
7
認可外保育園『みつばち園』で働く星野親が主人公のお仕事小説。絶対数の少ない、男性保育士の目線が新鮮でした。子どものサイン、親の対応、役所との関係等、現状がよく見えました。2020/09/24
文庫本依存dive
5
『戦うハニー/新野剛志』読了。新野作品お得意のお仕事小説、ちょっとドジだけど直向きな男性保育士の成長ストーリー。器用に生きられないまっすぐさが生み出す衝突と達成の積み重ねと、どうしようもない歯がゆさの重ね合わせ読みどころ。無垢な青さが何ともまぶしい。2019/06/12