内容説明
大規模な水攻めが行われた「備中高松城の戦い」、17万もの百姓に堤を築かせた「紀伊太田城の戦い」、多数の付城を築いた「三木城の戦い」など、自然の要害を活かして築かれた難攻不落の城を、武将らはいかなるネットワークと知恵を使って攻めたのか? 夜戦、兵粮攻め、水攻め、籠城戦……。地の利を生かしたバリエーション豊富な戦術を、地形図とともに読み解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dzuka
4
25の城についての、城攻めを解説した作品。 教科書やドラマなどで、○○城の戦いなどあるが、それを、地形の概略図をつけながら説明してくれるので、城攻めの状況が分かりやすい。 また、その城についてのエピソードなども語られるため、城の歴史を時系列で追うことができて、その血の大事が実感できる。 以前に行ったことがある城だと、なるほどと思うとともに、そんなところに見どころがあったのかと見落としたことに少し後悔も。 城を訪れる際に、もう一度目を通しておきたい作品。2024/09/29
トリプルアクセル
4
タイトルに反して図が少ない印象。そのため、知らない合戦を理解するのが難しかった。また、1つ1つの合戦に割くページ数も少ないため、マニアの方にも物足りないかもしれない。2017/11/06
栗山いなり
3
戦国時代に行われた様々な城攻めを読み解いた著書。25の城攻めを扱ったからか地理と地形から読み解こうとしかからか城攻めの様子自体はダイジェスト感が強かった2020/01/11
ひよこ
2
解説に合った図が欲しい2018/12/18
鈴木小
1
空港の売店や新幹線のキオスクにありがちの本。①活字中毒者が出張先で大作を読み終えた。②帰りの新幹線でビールを飲みながら読む本がない。③軽く読み流せる本が読みたい。10ページ弱で1章が終わるのでちょうどいい。へえ...という本です。2018/01/25