内容説明
「俗世がもてはやすコメンテーターとやらや、少しは勉強した学校秀才なる者が、実はどれほど凡愚、凡才、凡俗、凡人...であるかということがよく分った」(序章より)
・マスコミ人の真贋を見抜く、古典の智恵。大反響の正論辛口エッセイ、第二弾!!
【続編で批評された政治家・コメンテーター・識者の方々】(敬称略)
青木理
池上彰
枝野幸男
尾木直樹
柄谷行人
木村草太
デーブスペクター
出口治明
鳥越俊太郎
野田佳彦
細野豪志
藻谷浩介
柳澤秀夫
柳田邦男
蓮舫
・・・他、斬りも斬ったり50名超!
<目次より>
序章 今は昔の物語
第一章 朝日新聞大好き
第二章 見識なきメディア芸者
第三章 筋を通せ
第四章 野党の低すぎる能力
第五章 本質にもどれ
第六章 心そして道徳こそ
終章 政策の具体的提言
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
39
中国哲学専門の著者による時事随筆と言える。前作と変わらぬくらい明確にマスコミに登場する人々の偽善者面を剥ぎ取っていく。その口調が漫才を連想させるのも大阪人ゆえか。取り上げられる人々は左右関係なく、自分で結論を出さぬのに批判ばかりする人々が中心だと思う。それぞれの批判は的を得ているし、そのあとに書かれている漢籍の一文も含蓄深い。しかし本書の白眉は終章、著者の具体的政策提案。その発想の素は本質を突いており共感することばかり。この10の提言のうち一つでも実現できるのならそこに明るさを見出せるのだが。2019/10/11
すしな
15
141−21.タイトルがアグレッシブですが、単なる個人批判ではなく、その発言の内容について意図するところの解説と、問題が何なのかと言うのをわかりやすく解説されていた内容でした。 中国哲学がご専門の学者さんとのことで、中国の光と影の部分にも客観的に知ることができました。また、単なる批判にとどまらず、明るい未来に向けての具体的な政策提言もされているのも良かったです。2021/12/01
sasara
13
kindleunlimited 読書。著者は昭和11年お生まれ大阪大学名誉教授論語儒教などの中国哲学者で保守派の論客らしい。朝日新聞大好きと高らかに宣言し安倍政権に批判的な自称知識人を一刀両断しまくりです。リベラルの方々にも頑張っていただきたい(笑)2022/04/01
犬養三千代
10
ぼやき漫才のベースがあるさすが大阪人。知らない漢字があった。「易簀」(えきさく)と読む。 よほど朝日ぎらいなんだろうね。まな板に登ったいや上げられた人々は「反対!」ばかり言う。改革の反対ならば左の人は「保守」ではないかなと思う。 質問議員の「納得できない」という言葉 質問しているのでなく(自分の考えに同意しろ)だそうな。 最終章の提言。大学の沖縄枠、大学入試改革など実現したらいいね、!軍備は必要だし命かけてる警察官、自衛隊、海保、消防の人には感謝と尊敬を。 2019/06/14
ken ken
3
めちゃくちゃ痛快な本でした。続の前編もすぐに読みたくなりました。2019/10/20