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内容説明
ローマ帝国を滅ぼしたのは難民と格差だった、イスラームはなぜ台頭できたのか、明朝を揺るがした日本の火縄銃、イギリス料理がまずい理由とは──知っているようで知らない世界史のエッセンスを凝縮した一冊。激動の時代を生き抜くには、歴史を学び直す必要がある。世界史の教養をこの新書一冊で身につけることができる!
日本を代表する23人の論者による世界史入門。テーマ別ブックガイドも収録。
カエサル暗殺の理由とは 佐々木毅
なぜ釈迦は仏教を開いたのか 呉智英
ムハマンドのリーダーシップ 山内昌之
モンゴル帝国支配力の秘密 杉山正明
イギリスで産業革命が始まったわけ 中野剛志
ルネサンス期は魔術の最盛期だった 樺山紘一
史上「最も幸せな国」はどこ? 出口治明
世界史から何を学ぶか 野田宣雄 ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しげ
75
古代、中世、近代そして現代まで、私の様な素人でも分かり易く歴史について学べた一冊、各パートを専門に研究された学者による論文、宗教誕生とそのバックボーン、イギリス料理が不味い事と産業革命の関係など興味深いお話しから、アメリカ奴隷制度と民主党のレトリックなど政治と時の権力は似た様な扇動を起こすものだと納得2023/07/09
もりやまたけよし
44
文春の世界史関連の記事のダイジェスト版。近現代は面白い。アメリカの民主党の歴史は、アメリカを知る上で重要な情報でした。2019/06/12
skunk_c
39
日本史版と同様、やはり玉石混淆の印象だった。面白い論考もあり、ブックガイドも参考になったけど、かなり荒っぽい議論もあった。例を挙げると中野剛志の産業革命論、議論のスタート自体が古すぎる(冒頭のようなまとめ方は、今の高校教科書にはない)し、鉄と石炭の関係も首をひねる。なにより軍事用の鉄が1806年に1700年(ここと比べる意味も不明)から20倍になったのが鉄の増産の理由って言うけど、ナポレオン戦争中の数値だし、そもそも鉄道線路の鉄あたりと比べないと。鉄が石炭産業の発展要因とするが、具体的な論証はない。2019/10/03
十川×三(とがわばつぞう)
34
面白い。23名が、世界史の専門分野を、それぞれの独自の視点で述べる。領域は重複せず、古代から現代まで網羅。▼特に興味深かったのは、①無常(仏教)と恒常(一神教)にグループを分けて解説。②ユダヤ教とキリスト教の、神が沈黙している問題。③英国料理がまずいのは産業革命のせい。④米・民主党は元々ゴリゴリの人種差別党。2022/09/13
みっちゃんondrums
33
面白くまとまっていて読みやすく、勉強になった。帯の惹句に偽りなし。以前、映画「リンカーン」を観て、あれ?リンカーンは共和党で、奴隷制を廃止したわけで、民主党の地盤は奴隷制存続を望む南部だったんだよね?今と反対じゃない?ねじれてる?と疑問だったことが、この本で解決した。習った歴史を鵜呑みにしたままではいけないね。学び直しは必要だし、楽しい。中国社会のことなども、なるほどと思わせる切り口だった。しかし、貨幣制度とか経済の話になると、脳のシャッターが降りてしまうののであった。笑 夫から勧められた本。2019/09/23
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