内容説明
30年近くを監察医として勤めてきた経験から、昭和と平成では死体が違っているとの実感を得ていた。
どこかどう違うのか。
本書では、昭和と平成の時代を事件を比較していく。
また、たとえば、扇風機の死亡事故の解明によって、首振り機能がついたことなどを紹介し、死亡事故の解明によって、社会が安全になっていったことを明かしていく。
監察医の仕事の重要性が伝わってくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミツツ
37
以前、殺人事件があった時に上野先生がご遺体の様子から考察を述べていたのをテレビで見たことがあった。そして事件が解決し、先生の考察があてはまっていたのでチョー驚いた記憶がある。昭和と平成では死体が変わったという上野先生の強いメッセージがこめられている。2018/03/15
ザ ネ
13
他の人の死があったからこそ既存品の安全性が向上したり、現代にあった法があるのだと実感した。個人的に遠洋漁業の船上で死ぬと冷凍マグロと同じ扱いをされるのに衝撃を受けた。昭和と平成の死体の違いに今度は令和の死体がプラスされるのだろうな。ちなみに上野先生うちは水洗だけど田舎はまだまだ汲み取り式が多いですよ。バキュームカー現役で大活躍です!流石に肥溜めは見かけませんが(^^;)2019/09/27
誰かのプリン
10
んーんそうでしたか。〇〇愛ちゃんはてっきり薬物中毒死だと思っていましたが、、、 TVで死体は語ると言っていましたが、余り言及されていずどちらかと言えば、監察医の遺族に対する気の使い方を強調している様に思いました。本著者の他の本を読んで評価したいと思います。2016/12/09
ふーちゃん
10
もう少し内容をまとめて本にしてほしいと思った。内容は現代よりも昭和時代の事故・事件などの経験と感想と警告。とても読みやすい本。2012/07/20
よしりん
6
続けて2冊読むのはやっぱしんどかった(-。-;) 2014/06/09