辞書編集、三十七年

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辞書編集、三十七年

  • 著者名:神永曉
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 草思社(2019/03発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794223708

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内容説明

辞書編集とは“刑罰”である──
辞書編集ひと筋37年、『日本国語大辞典』の元編集長による苦難と歓喜の回想録。
日本語のうんちくも満載。
出版社に入りさえすれば、いつかは文芸編集者になれるはず……
そんな想いで飛び込んだ会社は、日本屈指の辞書の専門家集団だった──。
悪戦苦闘しつつも徐々にことばの世界にのめり込み、気づけば三十七年もの間、辞書を編み続けた著者。
「辞書編集者なのに明るい?」
「辞書と闇社会の深い関係」
「『とにかく』と『ともかく』はどう違うか」など、興味深い辞書と日本語話が満載。
日本でも希少な辞書専門の編集者によるエッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

42
積ん読本の一冊。世界最大の日本語辞書『日本国語大辞典』元編集長による、辞書編集半生の記。辞書編集のいろはから、長年の編集者人生で味わった「言葉」についてのエピソードが満載。その一つ一つが、言葉・人・本を巡り具体的で興味深い内容になっている。著者の記憶力の凄さに舌を巻く思いであったが、若い頃から詳細な日記を付けられていた由。「刑罰」と称せられることもある辞書編集の苦労話や、言葉を仲立ちにした著者と多くの執筆者の関わり、小学生の「辞書引き学習」の話等々を読み、普段お世話になっている辞書を改めて見直した次第。2021/05/16

naotan

16
肩の力を抜いて読める、辞書編集にまつわるエッセイ集。辞書引き学習に1万枚の付箋を付けた小学生のその後が気になります。 辞書は新聞とともに家庭から消えて行く存在なのかと思いきや、辞書引きの楽しさに目覚める人が増えると良いな、と思った。2019/02/22

チェアー

11
自分は辞書編集者は向いてないと悩みながら仕事に向き合い、気がつくと言葉と辞書に夢中になっていた人の話。辞書は無味乾燥なものではなくて、読んで楽しむものだ。そして、なんといっても言葉の面白さがすべてだ。言葉は人も歴史も物語もすべてを包み込んで生きている。その生きた姿をどうやって捕獲して見せるかが辞書の見せ所だ。2019/02/05

keisuke

3
図書館。2023/02/01

しぇるぱ

2
筆者は小学館の日本国語大辞典第二版の編集に携わった。この辞書は日国と呼ばれている。他にも幾つかの辞書編集にも携わっている。読み始める前は、おそらく堅苦しい話が続くのだろうと覚悟していました。そんなことはない、かなり砕けた話が続き、興味をどんどん繋いでいく。ブログに「日本語、どうでしょう? - ジャパンナレッジ」https://japanknowledge.com/articles/blognihongo/index.html があります。そこのブログ主です。それなら知っている。面白くて読み続けています。2019/02/13

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