貌のない貌 梓凪子の捜査報告書

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貌のない貌 梓凪子の捜査報告書

  • 著者名:松嶋智左【著】
  • 価格 ¥1,881(本体¥1,710)
  • 講談社(2019/03発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065150955

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内容説明

刑事課強行・盗犯係所属の新人刑事・梓凪子は困惑していた。持ち込まれた案件は畑違いの人探し。依頼主は中国人・宋鈴玉、鈴玉の同行者はなぜか中国領事館職員・王天佑だった。国際政治と人情入り交じる不可解な人探しを続けるうちに、天佑への疑いを深める凪子は、背景を探るために尾行を試みるが――。同時に発生した連続殺人事件にも関与した凪子は、刑事課と警備課の縄張り争いにも巻き込まれることになる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

97
85/100点 梓凪子シリーズ2作目。前作より10数年前の凪子が刑事になった頃の物話。中国人夫妻の失踪と同時期に発生した連続殺人事件を絡めながら、新米刑事としてがんばる主人公の姿が初々しくて面白く読めました。真相に多少の無理感を感じますが、前作より作品の雰囲気が明るくスピード感もあり、自分はこちらの方がより楽しめました。ただ細かいことかもしれませんが、10数年前の設定なのにスマホや民泊など小道具が今風なところは疑問を感じました。次作が探偵か刑事かどちらの凪子を描く作品になるのか楽しみですね。2019/06/15

さっこ

77
「梓凪子」シリーズ第2弾。こちらは「虚の聖域」の前日譚といったところで凪子が警察官だった頃のお話。中国人夫婦が日本に観光に来て行方をくらました。娘からの依頼で夫婦を探すことに。並行して同一犯による殺人事件が起きる。なんか国際的な壮大な話になるのかなと思ったら、そうではなくて、事件の真相はイマイチ「へっ?」といった感じです。安易に人殺しすぎ。前作の方が面白かったな。2021/01/18

papako

60
梓凪子続編忘れてた。セールしていたので。探偵時代から10年前。警察まだ新人時代の凪子の活躍。刑事なりたての凪子と、教育係の島尾主任が、行方不明の中国からの旅行者夫婦を探す。同じ時期に同じ凶器に刺されたとみられる死体が発見された。夫婦は生きているのか?テロなのか?一見共通点のない被害者たち、さてさて犯人は?シェアハウスとか民泊とか今時の設定なのはさておき、なんとも言えない犯人達。そしてまだまだ初々しい凪子が新鮮でした。達子とはこんな感じだったんだ。不倫相手との馴れ初めかぁ。次は警察辞める話が読めるかしら。2020/01/31

あっちゃん

42
ん?探偵だったと思ったけど?という事で過去に戻って刑事時代の話(笑)先がわかってるのでモヤッとするけど刑事の方が事件に携わりやすいからなぁ!新人刑事なので前作よりハツラツとしていて印象は良い( ̄ー ̄)2023/09/03

ほあゆに〜♪

34
第10回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作「虚の聖域 梓凪子の調査報告書」シリーズ第2作目。前作より過去のお話。主人公は当時、新米刑事でした。その時に起きた二つの事件が描かれています。梓凪子の奮闘ぶりは然ながらでしたし、クライマックスのアクションシーンはもう映画みたいな描写で最高でした。次作も楽しみに待っています。(^^2019/04/05

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