創元推理文庫<br> 笑う男

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創元推理文庫
笑う男

  • 著者名:ヘニング・マンケル【著】/柳沢由実子【訳】
  • 価格 ¥1,324(本体¥1,204)
  • 東京創元社(2019/03発売)
  • 秋の夜長に本を!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~10/26)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488209056

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内容説明

正当防衛とはいえ、人を殺したことに苦しむヴァランダー。このまま警察官を続けるか否か、長期休暇を取りデンマークの海岸で悩む彼のもとへ友人の弁護士が訪ねてきた。同じ弁護士の父親が交通事故で死亡したが、腑に落ちない点があると言う。しかしヴァランダーに他人の悩みに力を貸す余裕などなかった。ついに警察を辞める決心をし、イースタに戻った彼が見たのは、自分が助力を拒み突き放した友人の死亡記事だった。他殺である。急拠、意を翻して復職し、事件を追い始めた彼の身に、犯人の魔の手が迫る。ゴールドダガー受賞人気シリーズ第4弾。/解説=関口苑生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

131
ヴァランダーは、スウェーデンの一地方都市に住んでいるのに、なぜか世界規模の犯罪に巻き込まれてばかり。今回の敵は、正体がなかなか見えてこない不気味さ。城に住む笑う男の笑みをヴァランダーは消せるのか。チームワークが本当に素晴らしいスウェーデン警察。今回はそれに検事も加わった。スウェーデンに行きたくなる。2018/07/10

セウテス

89
ヴァランダー警部シリーズ第4弾。前作で心に深い傷をおったヴァランダーは、休職中であり警察を退職するつもりだった。突然訪ねてきた友人から、父親の死を調べて欲しいと頼まれていたのだが、その友人も殺害されてしまう。ヴァランダーは自分を奮い起たせ、復職し捜査に就くのだった。ファーンフォルム城の持ち主であり、巨大資本の国際企業のトップが「笑う男」なのか。安全な場所にいつも身を置き、人前には出てこない黒幕を相手に、ヴァランダーの暴走は気持ちいい位だ。彼がブルース・ウィリスで固定されたので、新人女性刑事は誰にしようか。2019/07/02

KAZOO

78
マイクル・コナリーもこの読書メーターの紹介でファンになったのですが、このヘニング・マンケルも同じでやはりこの読書メーターでお気に入りの紹介を見るのは私の読書の幅がどんどん広がっています。マンケルのこの本は読みでがあります。犯人は比較的早めにわかりますが、それをどのように追い詰めていくか、興味がわきます。この作者はまだ読んでいない本が多くあるので楽しみです。2015/04/18

タツ フカガワ

71
冒頭、心の病で一年半休職、辞職を決意するヴァランダーの姿に驚く。その彼を翻意させたのは知人弁護士親子の殺人事件と不審な交通事故死だった。やがて捜査線上にスウェーデン経済界の重要人物が浮上する。小さな町の警察署の署長と刑事4人が巨悪に挑む、その奮闘ぶりがとても面白かった。なかでも終盤のハラハラ感が最高! それにしてもこのオヤジ、クライマックスでは毎回コケているような気がする。2023/08/09

キムチ

64
ドラマの場面が蘇る。人格崩壊まで至ったクルト〜友人弁護士とその父の不審死から復職した。相手とするは巨大な経済界の闇のボス。【笑う】と有るだけに背後の底しれぬ恐怖感が紙面から立ち昇る。新たな同僚 フーグルンド。最優秀との評判と所内での立ち位置からともすれば微妙な摩擦も起きる。木製椅子、人形〜今作品でもクルトの脳裏に揺らぎ続けるアンヴィヴァレンスが凄いまでの底流だ。そしてプラナー演じるあのドラマの場面の出来の良さも実感!ラスト行はバイバとの再会〜超人業務のあとに人間に戻った訳だ♧2019/10/06

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