内容説明
政変、災害、戦争、盛者必衰――動乱の中世日本に生まれた新しい物語たち。人間の荒々しさ、滑稽さ、生きる無常さを説いた古典作品を、作家たちはどう読み訳したか?人気シリーズ第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
39
「池澤夏樹・個人編集・日本文学全集」の刊行を始めるとき大江健三郎さんに「古典を現代語に訳す作家や詩人の人たちもこれを機に変わると思います」と言われた。この本では4人の作家の訳した作品との関わりが述べられており、その通りになっているのがよくわかる。そのなかで古川日出男の平家物語の翻訳に対する取り組みがすさまじい。すべて手書きで語り手を3つのパートに分け最後に成仏させようじゃないかと思ったと。東日本大震災を経験した著者ならではの視点。是非古川・平家物語を読もうと思う。能・狂言も人形浄瑠璃や文楽ももっと知りたい2019/01/03
翡翠
13
これも『日本文学全集』への期待をめちゃくちゃ高めてくれた。特に義経千本桜は人形浄瑠璃を観てみたい!そのためにはもっと知識を吸収しないと理解できないなぁ。はあ。2022/01/20
ぎじぇるも
4
読んで大正解だった。古川日出男の箇所しか読んでないが平家物語中で読み落としてしまっていた仕掛けや気づいた仕掛けの答え合わせができる、作家としての価値観を知れる、ファンとしては必読です。2023/11/20
micari
3
65.古川日出男さん目当てで読んだんだけど、意外なことに「義経千本桜」にすごく興味が湧いた。これはぜひ本家を読んでみなければ。このシリーズあと何冊あるのかな。全部読もう!2023/12/29
ayako
3
古典の訳に臨む作家たちの心の持ちようなど、裏側が見えて読書欲が掻き立てられる2019/04/07
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