内容説明
ドラッグは、実際にどんなものなのか? 使用すると、どのような感じになるのか? なぜ、依存してしまうのか? 依存しないためには、どうしたらいいのか? など、薬物依存の過去から立ち直った近藤恒夫氏が、自身の体験を通じてドラッグの真実を伝えるノンフィクション読み物。実体験をベースにした、説得力のある語りにひきこまれているうちに、ほんとうの「ドラッグ」のことを理解することができます。
目次
第1章 きみとドラッグ
第2章 ぼくとドラッグ
第3章 悪魔とドラッグ
第4章 みんなとドラッグ
あとがきにかえて 保護者や教員のみなさんへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
80
ドラッグについて徹底的に考え尽くされた著者の経緯と深い思想が平易な文章からも滲み出ている分心の深いところで考えさせられた。ドラッグが憎い。しかし人間だれしも共通する闇の部分が孤独にさらされた時ぽっかり口をあけそこに悪魔が付け入るのかもしれない。憎むべきは孤独であり、現状の日本が特に違法薬物依存症者に対し犯罪者として排除するシステムしか用意されていないことをオーストラリアのドラッグコート裁判プログラムと比較し、日本の体制がいかに悪循環を起こすか知った。依存症は犯人ではなく病人なのである。2013/12/20
ぱお
25
咳止めシロップのことは、聞いたことがあった。すごく咳が辛い時、コデインの多いものを選んでいたから。快感を求めるより、何かから逃れたり、目を逸らしたりしたいとき、ドラッグが魅力的に見えるのかも。アドラーの目的論で考えると、原因探しから離れて、次に進める可能性が出てくるような気がしている。2015/03/02
アズマ
17
薬物はやめたくても、やめられないというのはニュースなどでも気軽に始めてしまう人が増えていると思うけど、やっぱり戻れないというのは怖いです。 「今日だけのことを考えましょう。今日だけのために」はすごくいい考え方だと思いました。2018/03/03
ブリーゲル
10
興味深かった。明日からの「明日」は来ない。今日頑張るって日常にも共通する話だと思う。2018/02/11
mami
10
過日のサンケイ新聞コラムで、この本から抜粋された文章を読んだ。それはあまりにも衝撃的一文。カップ麺をさぁ食べようとした時に幻覚が現れ、そこから覚めた時にカップ麺は干からびてカビも生えていたと。著者はダルクを開設した近藤恒夫さん。小学校上級向けだが、大人も是非読むべき一冊。2016/12/03
-
- 電子書籍
- G-ワークス バイク Vol.37
-
- 電子書籍
- のんちゃんとアカリ【電子限定特典付き】…
-
- 電子書籍
- Edo Japan Encounter…
-
- 電子書籍
- 恋とヒミツの学生寮(1)
-
- 電子書籍
- 孤島の鬼 分冊版(11)