富士見L文庫<br> ごちそうは残業のあとで

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富士見L文庫
ごちそうは残業のあとで

  • ISBN:9784040725345

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内容説明

低迷する藤見屋百貨店吉祥寺店は、食品フロアのリニューアルに乗り出した。日向子も張り切ってB級グルメ企画を出すが、高級志向の四ノ宮課長に却下されてしまう。四ノ宮は逆に日向子の舌を鍛えると言い出して――?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

64
日向子のようなぽっちゃり系頑張り女子は、ムードメーカーとして好かれそう。デパートという場もイメージしやすいのは表の顔だけで、よく考えれば確かに企画制作などのバックヤードは大変だなと思いました。グルメ描写も含めとても楽しく読めたので、どうも自分の感情をきっちり把握していないっぽい四ノ宮との今後も読んでみたいです。2019/03/28

よっち

39
低迷が続く藤見屋百貨店吉祥寺店が再生をかけて食品フロアのリニューアルに乗り出し、食べるの大好きぽっちゃり女子・日向子が企画立案に立候補、高級志向のエリート上司・四ノ宮相手に挑むお仕事小説。B級グルメの企画をことごとく却下し本物の味を教えると言い出した四ノ宮。そんな対立の構図から境遇は違えど食に対する熱い想いで共感して、企画に邁進していく中でお互い助け合えるようないい関係に変わってゆく展開はいいですね。二人の距離感はまだまだこれからですけど相手を意識し始めてはいるようで、続きがあるならまた読んでみたいです。2019/06/24

mariann

23
藤見屋百貨店吉祥寺店の惣菜コーナーで働く日向子。売り上げ最下位のテコ入れに、銀座店からやってきた四宮の下で企画の提案に明け暮れる日々。ボツばかりだけどいつか祖父母を喜ばせる催事がしたい。そんな彼女は食べることが大好きな癒し系女子。ひょんなことから犬猿の上司と食事に行ったことから2人の距離がグッと縮まって… 互いが互いの扱い方が上手いなと感じた。 日向子の食べる描写はほんとに美味しそうでいいですねぇ♬ 2人とも鈍いので両片思いで終わったけど大団円で良かったです。2022/05/12

まるぼろ

22
藤見屋百貨店吉祥寺店は低迷続きの為に再生をかけて食品フロアのリニューアルに乗り出し、食品部に務める佐倉日向子もB級グルメの企画書を提出するが、やり手の四ノ宮課長に続けて却下され…と言う所から始まるお話です。四ノ宮課長と日向子の仕事へのひたむきさと作品に出てくる美味しそうな料理、それと少しずつ変化していく四ノ宮さんと日向子の関係などなど、終始楽しく読む事ができました。それにしても四ノ宮課長は分かり辛いツンデレだと思いましたが…w 催事が成功に終わって綺麗に纏められていますが、続くようならまた読みたいです。2019/08/20

なな

18
ラブコメとしてもお仕事小説としても楽しめました。ただ、四ノ宮課長の最初のイメージは最悪でしたが。B級グルメをバカにするような発言はちょっと許せないですね(苦笑) ぽっちゃり女子、日向子はがんばり屋さんで応援したくなるような愛されキャラクターでした。日向子の影響で課長がどんどんいいヤツに変わっていったのはよかったですね。二人の関係が曖昧なので続編はあるのか気になります。2019/04/22

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