幻冬舎新書<br> 人生の目的

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幻冬舎新書
人生の目的

  • 著者名:五木寛之【著】
  • 価格 ¥815(本体¥741)
  • 幻冬舎(2019/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344985414

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内容説明

妻に蒸発され、小学生の息子二人を抱えてまじめに働いていた父親が、「疲れた」といって子供たちと心中した。父親のズボンのポケットには10円銅貨一枚、子供の手帳には「おかあさんもじ国(地獄)へ行け」と書かれていた。四十数年前にあった悲惨な事件だが、なんともいえないリアルさと、自分の胸に指を突きつけられる思いが今もする。お金も家族も健康も、支えにもなるが苦悩にもなる。人生はそもそも思うにままならぬもの。ならば私たちは何のために生きるのか――。人々に寄り添うその深い洞察が大反響を呼んだ衝撃の人生論。時代が変わる今、再読したい心の羅針盤。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほじゅどー

8
★★★人生に万人共通の目的などはない。一方で、目的のない人生はさびしく、むなしい。人生の目的は「自分の人生の目的」を見つけること。幸運と出会うためには生きていなければならない。ブッダは人が生きることは苦しみと考えた。苦と訳したのは中国人であり、もともとのサンスクリット語では「思うに任せぬこと」という意味も含まれているらしい。つまり人生は思うままにならないのである。我々は不自由で不公平なものを背負って生まれてくる運命、宿命なのだ。2020/02/16

とく たま

6
この世は不公平で理不尽だ!人生の目的?そりゃ生きることさ!とさ! (゜ロ゜)2020/11/29

ただぞぅ

4
人生の目的は、「自分の人生の目的」を探すこと。自分だけの「生きる意味」を見いだすことだ。人は、産まれた時から運命と宿命を背負っている。与えられた運命と宿命を受容しながら生きるしかない。日本で産まれ、アジア人としての肌と体質を与えられ、21世紀を生きていることも運命だ。髪を染めたり、英語を話せても人種が、変わることはない。そう思うと周りにいる人すべてがこの世に産まれたことに対する運命共同体のように感じる。だから殺人を起こしてはならないと倫理的に感じる前にどこかで深い絆を感じるがゆえに悲しむことができる。2021/09/28

朝乃湿原

2
人は生き続けなければいけない。信仰は本からではなく、出会った人から始まる。「こんな人になれたらいいな」が人生の目的の一つになる。目的を見つけるのは難しいが、同時におもしろいと思った。2020/01/04

Mako

2
最近でた新書版を読んだ。人生の目的を、母親に見捨てられ、父親と共に飛び降り自殺した子供2人についてのエピソードをきっかけに考えていく話である。人生の目的とは何か考えるときに、自由やお金、家族の話も絡んでくる。僕たちの人生を全て自由に選択できるわけではない。生まれてくる家族も選べないし、身長だって決められない。出会いも偶然である。意図的なものがあったとしても、さまざまなきっかけが重なったに過ぎない。でもそのように運命だと決めつけて考えるのは悲しい。目的は自分で見つけるもの。自分の軸を持つこと。それが大切だ。2019/04/09

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