内容説明
どんな小さな花にも物語(ドラマ)がある。日本の四季を彩る1041の花を取り上げ、その名の由来、花がもつエピソードや慣用句まで、多方面から細かく紹介。辞典スタイルで日本の四季と花を堪能する。〇花のことわざ・慣用句辞典〇逆引き 花ことば辞典〇花の季語一覧収録。学術文庫人気シリーズ『雨のことば辞典』『風と雲のことば辞典』に続く第三弾、学術文庫書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
esop
49
どんな小さな花にも、物語(ドラマ)があるーー2024/10/15
かふ
16
季語辞典よりは詳しく、文学コラムとかあり読んでいて飽きない。ただ春の花が多いのでもっと早い時期に読めばよかったかも。桜のコトバが実に多いのはそれだけ日本人は桜好きなんだろうな。シロツメクサとかクローバーの別名とかそういうのが面白い。詰め物に草を用いていたからシロツメクサというのだそうだ。あとアヤメ、菖蒲、杜若の区別は有名俳人も区別が出来なかったとか。最近はグーグルで花の名前がすぐ出てくるので便利になったが名前の由来とかことわざのたぐいは面白い。五十音順ではなく、季節順で区分けしてくれた方が良かったかも。2023/04/21
てくてく
7
タイトル通り花に関する言葉を集めた小辞典。花の言葉やことわざなどの知識を入手するために手にしたが、花の名前を含む小説なども取り上げられており、読み物としても楽しめた。2019/03/16
凪子
4
花の異名や花言葉、花に纏わる民話や伝説が書かれていて実に風流で教養に富んだ1冊です。特に花の異名を調べるのが趣味なので嬉しい買い物でした。2024/03/29
鴨の入れ首
2
2019年刊。図書館本です。花に関する言葉…異名や諺・慣用句などを集めて解説した本でした。本当に面白くて興味深い本で、日本語の豊かさと美しさを再発見した思いです。読んでて飽きない内容なので、長期間保存しておくのに良いかも知れません。良書でした。2025/06/20