ユダヤ人と経済生活

著者名：ゾンバルト/名波優太

講談社（2019/03発売）

• ISBN：9784065150429

内容説明

「資本主義はユダヤ人が発展させた」という説を主張し、彼らの宗教観、歴史をひもとくことでこれを論証したゾンバルトの代表的名著をまんが化。ユダヤ人はどのようにして財を成していったのか。経済の中心となったユダヤ人の移動が国家の栄枯盛衰をもたらすさまを描きます。今回は楽しく、ユーモアたっぷりです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[タナカ電子出版]

講談社まんが学習文庫シリーズは、名著や偉人の物語を講談社がよく知らない漫画家に書かせた文庫本です✨とっても読みやすいです。興味がでたら原作を読みたくなります🎵原作からの漫画や映画やアニメのするには必ず制限がある以上、原作を大幅に変更せざるおえない。したがって全然違う作品に見えてしまうギャップを嫌がるファンもいるかも知れないが…全然原作を知らないて、めちゃくちゃ楽しめる❗原作を知らないて幸せ😃💕な事なのかも知れないと思える本でした。(本の内容はユダヤ人の話しです)

2019/05/17

[鷺@みんさー]

このシリーズ屈指の読みやすさ。現代のビジネス書みたいな内容。しかしユダヤ人は本当に、宗教的に昔から差別、弾圧されてんなぁ。勝手に金融業押し付けといて、儲かってんの許せんとか知ってたけど改めてほんま酷いな。宗教を持たない私には根底の争いは正直理解できないが、「B'zに石を投げて唾を吐けば、命は助けてやる」と言われたら、どうするかなって考えたらちょっとわかった気がする。宗教ではないが信じて仰ぐものは私にもあるのだよ。

2021/11/29

[小木ハム]

マックスウェーバーの友人ゾンバルトは、彼の唱えた『資本主義を発展させたのはプロテスタンティズムである』に異論を唱え『ユダヤ人と経済生活だ』と主張した。トーラー(ユダヤ教の聖書)やタルムード(モーセが伝えた口伝律法)を源泉とするユダヤ人の基本特性は"勤勉"であり、貸し付けで利子をとる事も良しとした。1492年、スペイン王国がユダヤ人追放令を出したことにより、ユダヤ人有力者が各国に拡散。各地で資本主義的な企業が増え、資本主義は推し進められた。

2021/10/05

[tori]

まんが学術文庫。本作は、真理が多く含まれているというよりかは、時系列での歴史を総括したものだったため、漫画という媒体が生きてて読みやすかった。 ①勤勉な者は富を生む②稼ぐことは悪いことではない。ユダヤ人賢すぎ。

2020/08/18

[ちゃーびん]

ユダヤについて知りたいと思い、マンガなので分かりやすく読めるかと思ったのですが、マンガの表現力が残念としか言いようがない出来でした。 一般に連載されている漫画家の方の才能と技術の凄さを改めて感じることとなりました。