オーバーラップ文庫<br> 支援術師の迷宮探索記 1

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オーバーラップ文庫
支援術師の迷宮探索記 1

  • ISBN:9784865544619

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内容説明

「ごめんね、もう決まったことなんだ」
勇者から戦力外通告を受け、支援術師ロイドはパーティ『勇気あるもの』を追放されてしまう。
実力不足や“あるもの”の喪失の自覚から大人しくパーティを去り、引退すら考えるロイド。
しかし一つの出会いが彼の運命を変える。
「――わたしと、パーティを組まない?」
かつてロイドに救われたという冒険者志望の少女サラ。
どこまでも真っ直ぐなサラを冒険者として導く中で、ロイドは失ったものを取り戻していく。
これは再起した最弱が最強を導き、世界を救う英雄譚――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しまふくろう

15
表紙の絵柄みた事るようなと思ったら『JKでエロラノベ作家ですが何か』のイラストレーターだった。絵は進歩していて、可愛かった女性キャラはより可愛らしく、アレだった男性キャラはそれなりに描かれていた。感動した。 物語は迷宮攻略の失敗で挫折した主人公が仲間たちと袂を分かって再出発する話。シリアスだけれど軽めに描かれているので重苦しくはなく、読み易かった。 タイトルに1と付いているけれど、話はこの巻だけで綺麗に纏まっているので、続きは蛇足になりそう。2019/05/03

真白優樹

8
勇者が率いる最強パーティから追放された闇を引きずる支援術師の青年が、かつて自分が救った少女と出会い始まる物語。―――忘れられぬ傷がある、だけどそれでも、仲間がいるから。 一つの出会いが少女を道の先へと導き、悲しみを抱える青年を過去と向き合わせ、立ち上がらせる希望となる。そんな厳しく辛い現実の中で、寄り添い支え合う優しさと温かさが光る物語であり、苦くて重く、だけど熱い、確かな読み応えがある物語である。再び立ち上がり、前を向き。歩き出した青年は最強を越えた最強へと至れるのか。 次巻も須らく期待である。2019/03/28

ななめうえ

6
挫折を乗り越える主人公と壁を超えるヒロインの話。 かなり気持ちが高揚した。面白かったです。2019/09/17

尚侍

6
一度冒険に挫折した主人公が立ち直るという構図は王道的展開で面白かったのですが、主人公が挫折から復活に至るまでの心理描写が今ひとつ足りなかったことと、立ち直った上で再び冒険者としてやっていくことは結局これまでの流れを新しいパーティーを集めてやり直すだけなので、物語の奥行をあまり感じられず続きを追いかけていこうという気持ちになれませんでした。今後仲間が増えていく中で様々なドラマがあるでしょうが、そういう展開は本作でなくても読めるので、物語の面白さとは別の部分で個人的にはここで十分という感じでした。2019/03/31

リク@ぼっち党員

6
一人では戦えない支援術師。しかし弱者の身でありながら、強者を支えることができるその姿にロマンがある。最強パーティーに所属していたものの仲間の死によって一度は折れたロイドの再起。半人前の剣士とバッファーの組み合わせというのはいいね。互いに支え合う関係には憧れる。故人ヒロインは確かに強い。でもその記憶を忘れるのではなく包み込むヒロインもまた魅力的。サラはそんな存在となることが出来るのか。2019/03/24

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