ちくま新書<br> 知っておきたい腹痛の正体

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ちくま新書
知っておきたい腹痛の正体

  • 著者名:松生恒夫【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 筑摩書房(2019/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480072061

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内容説明

過敏性腸症候群やひどい便秘で、日常に不快を感じ、不便な日常を送る人は少なくありません。下痢と便秘を交互に繰り返して、“快腸”なときはほとんどないという中高年の人もいます。お腹の検査は辛くて苦しいという先入観や羞恥心もあり、病院から足が遠のく人もいますが、怖い病気を心配するなら、むしろ早期発見こそ重要。お腹の治療で成果を上げている専門医が、痛みの原因や見分け方、病院へ行くタイミング、検査の実際、予防法まで、本書でやさしく解説します。

目次

第一章 ストレス時代のお腹事情
第二章 この腹痛は怖い病気?──症状別の可能性と病院へ行くタイミング
第三章 腸研究の最新事情──腸管免疫から脳腸相関まで
第四章 腸が健康になるライフスタイル──下剤や下痢止めにサヨウナラ
終章 腸の病気を見極める大腸内視鏡検査──痛くない最新の方法

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

70
原因不明(たぶんストレス由来)の胃腸障害に苦しんでいるので読んでみた。もち麦は導入しているが、ペパーミントはまだだった。今度育ててみようかな。私の場合、食事のときの食べ方自体に問題がある気がするので、気をつけようと思う。普段の食事内容を見直してみるという点で役に立った。2019/03/20

アキ

40
「便秘外来」を開く慢性便秘の専門家。便秘は人口1000人あたり女性約48.7人・男性26.0人の発症率。最近は上部消化管より下部消化管(小腸・大腸)の不調が多い傾向がある。特に常用量の数倍の下剤を毎日飲んでいるような下剤依存症の人が増加、自らの内臓感覚も低下している。自然に排便がでるように大麦入りのご飯と味噌汁、漬物がおすすめ。植物性乳酸菌である漬物は最近注目されつつある。腸管は人体最大の免疫組織でもあり、その中心的役割の小腸にはアミノ酸・グルタミンが重要。便秘気味で腹痛になりやすい人に有用な情報が満載。2019/03/31

わえ

3
腹痛に関して知識増強しようと思って読む。機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群のような、胃腸に器質的な異常が見つからないが、症状が見られる病について特に詳しく書かれている印象を持った。便秘や下痢の対策についても書かれている。エキストラヴァージンオリーブオイルが便秘に良いそうだ。/腸内フローラがイコール腸内環境でない。食事因子・腸管機能・腸内フローラの3つで腸内環境は決まる。小腸のおもなエネルギー源はグルタミン。大腸でも2番目に重要なエネルギー源。/セロトニンが多くなると腹痛や下痢につながる可能性がある。2019/09/30

ホセ

2
腹痛のいろいろ。IBSを中心に読んだ。スペアミントの効果について書いてあるのはこの本がはじめてかも。2019/11/06

のせなーだ

1
腸はセカンドブレイン。脳腸相関。胃腸と気持ちに関わる慣用的表現が伝えるあれこれの感情。食あたりの腹痛は原因がわかるけど。忘れた頃に襲う腹痛もある。痛む部位や痛みのレベル、ぴったりなオノマトペ、医師や第3者に伝わるかな。日々、大切な気分と気になる腹痛。真剣に参考にしたい内容だ。2019/05/09

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