岩波新書<br> 百姓一揆

個数:1
紙書籍版価格 ¥885
  • Kinoppy
  • Reader

岩波新書
百姓一揆

  • 著者名:若尾政希
  • 価格 ¥885(本体¥820)
  • 岩波書店(2019/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはお支払い画面でご確認下さい)

ファイル: /

内容説明

「反体制運動ではなかった」,「竹槍や蓆旗(むしろばた)は使われなかった」――百姓一揆の歴史像は,研究の進展によって大きく転換した.なぜ百姓は,訴訟や一揆を通して粘り強く自己主張することができたのか.各地に残る「一揆物語」には,どんな思想が織りこまれているか.その独特のピープルズ・パワーから,近世という時代を考える.

目次

目  次
   はじめに

 第一章 近世日本はどんな社会だったか
  1 近世社会像の転換
  2 転換の時代に生きて

 第二章 百姓一揆像の転換
  1 『民衆運動史』と展示「地鳴り山鳴り」と
  2 百姓一揆像の転換
  3 ひとつのエピソードから

 第三章 百姓一揆を読む
  1 史料とは何か
  2 百姓一揆の記録を読む(一)──『因伯民乱太平記』の世界──
  3 百姓一揆の記録を読む(二)──『南筑国民騒動実録』の世界──

 第四章 百姓一揆物語はなぜ生まれたか
  1 一揆物語の構造
  2 軍書とは何だったのか

 第五章 『太平記評判秘伝理尽鈔』がひらいた世界
  1 『太平記評判秘伝理尽鈔』はどのように広がったか
  2 読者は『理尽鈔』に何を求めたのか──自己形成・政治常識・歴史叙述──

 第六章 百姓一揆物語とは何だったのか
  1 一揆物語の世界を支えているもの
  2 『農民太平記』と一揆物語
  3 百姓一揆物語と明君録

 終章 「近世的世界」の終焉
  1 百姓一揆物語のゆくえ
  2 「仁政」のゆくえ
  3 近世史研究のゆくえ
   主要参考文献および史料