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内容説明
初めて明かされる陛下と美智子さま純愛秘話。
その時、陛下はタオルで汗を拭きながら、「あんなに正確に粘り強く打ち返してくるのだから、かなわないよ。すごいね」とおっしゃいました。その表情に悔しさは微塵もなく、夏の暑い日差しのもと、むしろさばさばとした爽やかさに満たされているようにも感じられたのです。(本文より)
昭和32年8月19日。軽井沢のテニスコートで運命的な出会いをした天皇陛下と美智子さまが、ご成婚に至るまでお二人の電話取り次ぎ係としてキューピッド役を務めた織田和雄氏。当時の著者の日記とメモをもとに、これまで語られることのなかった純愛秘話を明らかにした歴史の証言。
※この作品には一部カラーが含まれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつにゃん
21
明仁皇太子と美智子さまの出会いからご結婚までを、電話取り継ぎ役を仰せつかった後輩の織田さんが思い出を振り返りながら執筆された本。まだまだ恋愛結婚が少なかったと思われるその時代に、純愛を貫いて民間人の美智子さまを手に入れられたのだから、当時は相当センセーショナルな出来事だったんだろうな。『昭和32年8月19日。軽井沢。このテニスコートでの運命の出会いを演出した誰かがいるとしたら、それは神様しかありえない。(本文より)』…ですよね…。2019/12/12
ekoeko
0
軽井沢のテニスコートで運命的な出会いをされた天皇陛下と美智子さまの電話の取り次ぎ係をした著者が「柳行李ひとつ」のエピソードの人だったとは。実際は「YESと言って下さい」だったそうだ。公的なことが最優先であり私事はそれに次ぐもの、そんな陛下を支える美智子さま。今後はゆったりと過ごしてほしい。福沢諭吉の曽孫がレーサーになり事故死したとは初耳。2019/06/17