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内容説明
米中貿易戦争は必然だった。
世界は今日、経済、政治、軍事の重心が欧米(西)からアジア(東)へとシフトする
イースタニゼーションのなかにある。
長期的な視点からグローバルな動きを捉えたFT外交コラムニストの力作。
トウ小平の改革開放政策からわずか40年。巨大な発展途上国だった中国は、いまや唯一の超大国アメリカに対抗しうる巨大な国となった。中国に続き、インドも強国として名乗りをあげる。世界の重心は、台頭するアジア諸国へと動くイースタニゼーションのなかにある。著者は圧倒的な取材力で、西欧が中心であることを前提に形作られてきた世界秩序が軋轢を生じている局面を描き出した。
西欧に都合よくつくられた世界の仕組み、組織、システムが、アジア新興国の反発によって変更を迫られている。アメリカをはじめとする先進国、とりわけ旧来秩序のなかで先進国に上り詰めた日本が、イースタニゼーションを踏まえてはたすべき役割を考えさせる力作。
※ 日本語版は、2018年11月にアメリカで刊行されたペーパーバック版に基づく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケニオミ
7
最近読んだ本の中で最も印象的な書であり、目を背けたくなるような現実を突きつけてくれた警告の書です。冷戦終結に浮かれ、まるで無駄なものを捨てるように、西側諸国は軍事力を削ぎ落していった。そんな中、中国は経済力と軍事力を伸ばし、アメリカに代わり、世界の冠たる地位を築こうとしている。「平和を求めんとするなら軍備せよ」というローマの格言の正しさが伝わってきます。アメリカが衰退の兆候を示している現在、平和のため軍備に積極的になる必要はないのか?人口増加の政策に本腰を入れる時期ではないのか?色々な疑問が去来しました。2019/06/22
イノベーター
5
書きました。http://www.4-de.net/changebook/%e8%87%aa%e5%88%86%e5%a4%89%e9%9d%a9/%e3%80%8e%e3%82%a4%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%8b%e3%82%bc%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%80%8f/2019/12/23
hidek
2
アジアの人口増加と経済成長により、世界の中心が東にシフトしている。20年前に中国が最大の輸出相手だった国は僅か2ヶ国だが、今は44ヶ国。米国の裏庭のブラジルやチリ、かつて欧州が宗主国であったアフリカもそうだ。米国と共に西側の核である西欧は、経済衰退から周辺国を惹き付ける力を失い、財政難から軍事費も減少、米国に頼らず自らや彼らの仲間を守る事もできない。中国が西側と同じ自由主義社会に転換する望みは薄く、彼らの覇権主義も長く持続するだろう。戦争に突入しないよう、共通点を見出だして問題解決を進めるしかなさそうだ。2019/04/09
よしたけ
1
題通り欧米没落と中国を中心としたアジアの台頭を描く。オバマ政権下の情勢分析が多く、情報が若干古いが世界情勢の把握には有用。欧米は歴史的に地政学問題では無用に中東に注力しており、近年によってようやくアジアにピボットしつつあるが時期を逸した感は否めない。欧米はホルムズ海峡の治安維持に腐心するが、中東資源の大需要家である中国が利する状況を自ら構築している体たらくといえる。英米首脳がポピュリストとなり、中国対策等に注力したくでもできない今こそ、日本が調停役となって地位を高める千載一遇の機会が巡っていると感じる。2019/09/09
TK39
1
中国の台頭、アメリカの相対的な力の低下。アジアだけでなく、各地域における状況、両国の影響力をわかりやすくまとめている。東南アジア諸国における中国人の力を考えると中国が世界で覇権を握るのはまもなくか。国内の体制次第かな。2019/07/20
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