内容説明
OAuthは近年、WEBアプリケーションで使われる主要な認可プロトコルです。本書ではOAuthをどのようなプラットフォームでも適用できるように解説をしています。
本書は全体で16章あり、4つのパートに分割しています。パート1にあたる第1章と第2章はOAuth 2.0のプロトコルの概要を説明しており、基盤となる知識を得るための読み物としています。パート2は第3章から第6章までとなっており、OAuth 2.0のエコシステム全体をどのように構築するのかについて示しています。パート3は第7章から第10章までとなっており、OAuth 2.0のエコシステムにおけるさまざまな構成要素が持つ脆弱性について説明しており、その脆弱性をどのように回避するのかについて述べています。最後のパートは第11章から第16章までで構成されており、OAuth 2.0を核とした次の世代のプロトコルについて語っており、標準や仕様に関してOAuthの周辺の技術も踏まえて見ていき、最後に本書のまとめを行っています。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fakiyer
1
OAuth2.0に関してサンプルコードとともにとても詳しく書かれている。 OpenID Connectについての説明もとても参考になった。 セキュリティに関しても詳しく書かれているので、OAuth構築する際は読んでおきたい本。2019/03/30
amaranthine
0
全部細かく読んだわけでないが、別書籍で概要を把握した上で細かい点を確認するために読んだ。OAuthのことなら本書という感じ。最初からこの本を読んでも、書いてある当事者が誰で何なのか分からなくなったので、分かりやすいかといわれるとちょっと疑問だが、網羅的に説明があるという点で助かった。2025/02/04
james
0
OAuthを使うに当たってweb上の記事を読んでも用語の意味が分からず苦労したので体系的に理解したくて読んだ。OAuth2.0をきちんと使うなら読んでおくべき一冊だと思う。著者はOAuthに仕様検討段階から関わっているとのことで、なぜOAuth2.0が必要となったのかといった背景も含めて説明してくれる。中盤からはサンプルコードにプログラムを書き込んでいきながら進めるハンズオンでこれも理解を助けてくれた。node.jsは12ではエラーがでたので、8にバージョンを落としたら動作した。2020/05/23
kaseken
0
技術書1000冊読破計画/17冊目2020/05/10
すし
0
OAuthとは何か、それまでの暗号化の手段との異なる点の説明、さらにはサンプルを用いた実装も説明していて理論とハンズオンの両面で学ぶことができます。昨今のアプリケーションでは必ずと言っていい出てくるOAuth の技術を知る入門としてとても親切で入りやすかったです。2020/02/29
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- 和書
- 円朝全集 〈別巻 2〉