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内容説明
ふしぎな黒猫に誘われて、学校の校庭から、子どもたちだけが住む世界に迷いこんでしまった悟。やがて、悟は仲間とともに、この世界を支配している竜と闘うことになります。予想できない展開の連続の中で、子どもたちは〈一番確かなもの〉を探していく。壮大な冒険のドラマ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
80
図書館本。異世界へと誘われた少年が、その世界で巻き起こる困難に立ち向かう。これは面白い!子どもの頃に読まなかったことを激しく後悔。★★★★☆2020/11/24
ずっきん
79
1985年作のファンタジー冒険児童書。今でも図書館では、常に貸し出されていて予約待ちがいるほどの人気作品であるもよう。なるほど。3、4年生くらい向けかな。こりゃ、ワクワクドキドキしちゃうよね。さあ、ここから冒険小説の世界に来給え! 小学生諸君!2020/08/03
アナーキー靴下
70
子供の頃に児童館で半分くらい読んだまま忘れていた本。読メで再会しこれは読まねばと。読み終わって…当時最後まで読まなかったことを後悔するほど良い物語だった。最後の方は涙が止まらない。子供の頃に読んでもそこまで感動しなかったかもしれないけれど、大人になるってどういうことか、わからないながらも心の奥に残りそうな、素晴らしい作品だった。先が読めてしまう感はあるものの、物語全体が過渡期のメタファーかつ謎かけであり、予想できることがむしろクオリティの高さ、感動は損なわれない。竜の正体はネオテニー的なイメージだろうか。2021/03/19
ひめか*
54
再読。私が以前この世界に行ったのは10年前。あれからまたダレカに導かれて、私は悟になって自分だけの世界を冒険した。いつでもこの世界はここにあって、私が歳をとってもまた行ける。ドキドキしながら強い心で竜と戦い、いつも知っているはずなのに別世界の仲間と共に立ち向かい、勇気を手に入れる。あっという間の2分間。でもとても濃くて悟にとってかけがえのない冒険だ。一番確かなものは自分自身、自分が一番確かなものなら自分が確かだと思ったものもきっと確かなもの。そのことに気づけてよかった。岡田ワールドたっぷりでとてもお勧め!2015/09/01
帽子を編みます
45
カバーイラストの竜が怖い。二分間の冒険、私は読んでいる一時間ちょっとの間引き込まれ堪能しました。体育館での作業、シートひいて椅子を並べて、で実体験を思い出し、グイグイ引き込まれるような読書時間でした、面白い!読み終わると教訓らしきものも浮かぶのですが、学級会でしかつめらしく語り合うのではなくて、わかる、そうだよねと心に響く感じを大切にしたいと思いました。知識を与えず、優越感をくすぐり、個々を分断する、今もどこかで使われる手口です。弱き者は集まって知恵を絞って戦うべし。2025/03/18
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