地域金融復権のカギ「地方創生ファンド」―共感・感動のスモールビジネスを育て、日本を変える

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地域金融復権のカギ「地方創生ファンド」―共感・感動のスモールビジネスを育て、日本を変える

  • 著者名:松本直人【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 東洋経済新報社(2019/03発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492961551

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内容説明

▼このままでは地方経済は衰退してしまう
 地方では働く場所が限られるため、若者は首都圏の大学に進学、そこで就職、結婚してしまい、故郷に戻ることは少ない。これが首都圏で生きる地方出身者に見られる顕著な例だ。
 これでは地方には高齢者しか残らないことになり、このままでは地方が衰退していくのは必至だ。故郷が北海道・夕張市のように財政破綻し、「財政再建団体」に指定される日がくるかもしれない。
 いま多くの地方から人口が流出しており、経済が停滞している。第二、第三の夕張市がいつ出てきてもおかしくはないだろう。
▼地方の企業を支援する仕組みが必要だ
 だからこそ、地方経済を盛り上げるための施策に一刻も早く取り組まなければならない。ではどうすればよいのか。その方法を提案するのが本書である。
 地方経済を活性化するためには、働く場所をつくり、首都圏に流出した人を呼び戻すことが不可欠だ。
 そのためには地元で起業する人々が増え、雇用を増やさなければならない。創業資金などを支援するファンドを立ち上げることも必要だ。そして、地域の金融機関とベンチャーキャピタルが協力し、地元発のベンチャー企業を育てるべく、資金面と経営面の両面から支援していかなければならない。
 本書では、宮城、秋田、大阪など日本全国10カ所で展開される実例を元に、地方創生のためのファンドのあり方と運用の仕組みを分かりやすく解説する。

目次

まえがき
序 章 地域金融機関と協力して
第1章 地方経済を活性化させるために
第2章 地方創生ファンドの流れと仕組み
第3章 地方には面白い企業がたくさん
第4章 地方創生ファンドの実例紹介
第5章 共感社会における金融機関のあり方について
終 章 未来の金融機関に向けて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼっち

1
地方創生ファンドというVCのやっていることがわかり、共感できた本でした。新規上場ではなく、地方のスモールビジネスを支援するということが、地方経済の未来であるということは、まさしく今自分がやっている仕事からも肌感で実感しています。規模の経済だけを追うのではなく、幸せの経済づくりといえばよいでしょうか、それを地方信金や組合と組んでやることで地方にファンドノウハウも残していく素晴らしい取組だと思います。地方が活きることが日本の活性化に繋がる。まだいろんなやれることがあるなと感じた一冊でした2020/04/12

木村あきら

0
①金融機関にとって融資は一定程度のスケールがないと査定コストが割高になる&事業性評価融資ができない体制になってきている。ため、地域密着型投資ファンドが有効である。 ②日本政策金融公庫・自治体など、有限責任者以外に、広報や、その後の融資(500万円の投資額を元でに1000万円融資を受けるなど)での関わり方もある ③種類別株式(条件付き)で議決権なし・取得請求権付きで、事業が成功したときにリターンを得る。インセンティブが揃う。失敗した場合払わなくて良いので新商品開発などに向いている。2022/12/30

風尾 発三郎

0
大きさがリスクになりつつある。薄々思っていた事を高らかに提唱され、心地良い。 人を惹きつける物語りを育みたい。そう思いました。2020/11/12

こん

0
地方を活性化させるための金融機関の新しい可能性について書かれている。 ベンチャーキャピタルのビジネスモデルに対する興味が湧いた。2019/12/22

O

0
スモールビジネスの事例が書いてあって参考になりました。2019/03/24

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