ハヤカワ文庫JA<br> 快絶壮遊〔天狗倶楽部〕 明治バンカラ交遊録

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ハヤカワ文庫JA
快絶壮遊〔天狗倶楽部〕 明治バンカラ交遊録

  • 著者名:横田順彌【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 早川書房(2019/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150313685

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内容説明

NHK大河ドラマ「いだてん」で話題! 天狗倶楽部と押川春浪の痛快珍談・奇行! 日本に野球や相撲を広めたスポーツ社交団体「天狗倶楽部」。その中心人物・押川春浪と周囲の人々の抱腹絶倒のエピソードの数々!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

76
大河『いだてん』に登場する三島弥彦(生田斗真)が所属する「天狗倶楽部」の実話を随想的に。書くのは今年の1月4日に亡くなられた横田順彌さん。読んでいて、十代の頃『快男児 押川春浪』を徹夜で読んだ事を思い出した。私は筒井康隆の読者だったので、笑いのあるSF作家である横田さんの本も手に取った。死なれてみて「偉い人だった」と思わざるを得ない。『日本SF古典こてん』は「面白い古本」というのも教えてもらった(この本をパロディした同人誌を『本の雑誌』で讃えていたのも偉かった。パロディしたのが後の「と学会」だったはず)。2019/03/04

みこ

19
大河ドラマ「いだてん」で三島彌彦をはじめ、脇役ながらもそれ相応のインパクトを残した天狗倶楽部の面々の痛快男児っぷりを紹介。無銭で世界一周を試みるなど無茶苦茶も良いところだが、筆者の愛情こもった文章も相まってどこかほのぼのとした気持ちで読めてしまう。つくづく大河ドラマの方は焦点を誤っている。「痛快男児」が流行語になるくらいドラマの方でも彼らを掘り下げていればもう少し面白いものになったんじゃなかろうか。少なくとも私は落語家の人生にはさほど興味はない。2019/07/14

猫丸

18
本年二月刊。追悼フェアを当て込んだみたいでアレなんだが、ヨコジュンの本は入手しにくくなっているため購入した。押川春浪を中心とした明治バンカラ列伝。みんな破天荒で早熟だ。数々の武勇伝に彩られた人物が未だ二十代だったり。かなわんなあ。意気に感じ、損得抜きに連帯する。日本にかつて存在した書生天国に羨望しきりである。とかく文学史は官学あるいは学習院を中心とする傾向があるが、早稲田の役割を再認識させられた。2019/05/10

サケ太

16
明治に実在したとつけむにゃあ(とんでもない)男たちに驚愕!大河ドラマ『いだてん』に登場したスポーツ同好会“天狗倶楽部”。その創設者である押川春浪を軸に、交遊関係、逸話が書かれている。明治の人々の破天荒なエピソード。話が飛んで飛んで、盟友中川臨川に小便を飲ませた話から、井上馨の人物像、野球に相撲、テニス、小説に絵画など、非常にとりとめないが、故に奇妙なエネルギーを感じさせる。明治から大正まで、価値観に対する抑圧や人々の鷹揚さ。自転車での無銭世界一周、世界に進出した娼婦など情報量が多すぎる!2019/02/28

ジロリン

15
肝心の天狗倶楽部の組織とか具体的な活動とかはほとんど分からなかったがw明治の若者~知識人の破天荒ぶりは楽しめた。無銭旅行で世界一周とか・・・どんだけワイルドなんだか!<日本SFの祖>押川春浪も、理知的でヲタク気質な人だと勝手に想像してたのだが・・・いやはやワイルドだぜぇ~wいやいやここはやはり<バンカラ>と呼ぶべきか。2019/05/21

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