内容説明
たぬきの神社に生まれ、たぬきに囲まれて生きてきた静。これ以上たぬきに人生の邪魔をされたくないと、就職で地元を離れて京都へ。
ところがやっぱり縁を切ることはできず、静はたぬきの依頼で、きつねが営む着物修繕店に潜入することに。そしてそこは、「神様専用」のお店だった――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カメ吉
42
この作品はかなり森見登美彦氏の作風に影響されてる気がする。 『京都』、『タヌキ』、『キツネ』、お互い異性に不器用な男女たちも随所に散りばめられた少ししょーもない?ギャグ等森見作品の匂いがぷんぷん漂ってました。 いい意味で森見作品をソフトにした感じで面白かったし、展開も良かったけど最後は急展開すぎて物語の焦点がぼやけてよく分からん結末でした。ほのぼのとした話でしたが。2019/02/22
hirune
40
【Kindle】このはちゃめちゃさはまるで森見登美彦さんのような読み心地😅タヌキと言葉の通じる狸を祀る神社の娘 静は狸との縁を断ち切るために移った京都で、いがみ合う狸と狐の確執に巻き込まれて大騒動。。しかし人間と狸のハーフが可能なら狸と狐のハーフもOKなのか知りたいところ。あやかしなんだからなんでもありかなぁ🤔2021/12/04
リディア
13
表紙のイラストがとっても可愛いです。人間二人も可愛いけど狸と狐も可愛い。中にも挿絵があったらいいのに。ちょっとわかり辛い所もあったけどお話も面白かったです。種明かしもちゃんとあって納得です。2019/08/03
伶夜
12
苦悩を払拭するためにこそ、誇りを持って流されなさい。(本文より)2019/08/25
うにすけ
9
図書館本。ものすごく森見登美彦先生テイストなので大丈夫かと思ってしまったけど面白かった。着物の修繕すごいな~と思うんだけど、文章のくせとたぬきと狐騒動で思いっきりかすみますな…。2019/04/25