日本史に学ぶ一流の気くばり

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日本史に学ぶ一流の気くばり

  • ISBN:9784295402794

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内容説明

日本史の勝者に共通するのは、周りへの気くばりや気づかいが徹底していること。例えば、豊臣秀吉は生涯、他人の悪口を言わなかったといいますし、平清盛はけっして人前で部下を叱らなかったそうです。天下人徳川家康は、短気な性格をグッと堪えて、部下に寛容であり続けました。彼らは人間関係こそが大切と考え、どれほど偉くなってもその姿勢を変えませんでした。結果、周りから信頼を得て、大事な場面で多くの味方を得て、結果を出していったのです。一方で、才能があるのに失脚し、脱落していった人の多くは、周りへの配慮が足りず、足を引っ張られ、裏切られ、自滅していきました。現代社会においても、この真理は同じでしょう。むしろ人間関係が難しい今こそ、気くばりの重要性は増しています。本書は、日本史の偉人たちが行っていた気くばりを通して、仕事も人生もうまくいくヒントをまとめました。チームをまとめる立場の人から、職場の人間関係で悩む人まで、参考になる行動・考え方・姿勢は多いはずです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たいぱぱ

64
「気くばりは生き残るための最大の武器だ」歴史上の人物の逸話を「人間関係」の教訓として紹介する軽いタッチの一冊。三重県所縁の武将、藤堂高虎と蒲生氏郷の逸話は痺れた!知らない逸話なので興奮しました。最近、友達が関ヶ原を訪れた時の写真を送ってくれて、その中に大谷吉継のお墓情報があったんです。そのお墓にこんな逸話があったなんて涙です。今読んでる伊東潤さんの『武士の碑』では糞として描かれてる大久保くん(佳代子でもデーブでもないよ)の真逆の逸話も興味深い。見る方向で人は違って見えるし、人の中にも色んな面があるからね。2020/11/16

アキ

52
「歴史は人間関係で9割が決まる」という実証を数多くの実例をあげて解説している。口述筆記なのでスラスラ読める。ただ文献がなく、小山評定など怪しげな史実も含まれておりサラッと読むにはいい程度。どんな組織でも人間関係には経験とノウハウがいります。特にわが日本国では。実社会で知っておいて損はない逸話たち。個人的には東郷平八郎の軍艦を失った艦長2人への言葉「紅茶が冷める。さあ飲みたまえ」のただひと言。2人は涙を流して命がけの雪辱を誓ったと。自分にはできないなあ。それと信長に可愛がられた蒲生氏郷の人間力に感服です。2019/05/06

二分五厘

20
日本の歴史は「人間関係」で9割決まった。情実に囚われすぎる日本人はまさにその通りか。不易流行─流行り廃りもあれば、変わることのない不変の道理もある。短気でキレやすいからこそ、究極の気配りで天下を取った徳川家康。そしりを甘受しながら栄達し、旧幕臣を救済した勝海舟。組織ファーストに徹して最高の部下であり続けた丹羽長秀。非才を自覚し、英才を登用し続けた小松帯刀。だけど、山内一豊に先を越された堀尾忠氏は、本当なら決して笑って済まさないと思うけど……。戦後の恩賞が段違いだし( ̄▽ ̄;)ドッチモヘキチダケドサ2020/12/27

みこ

17
今一つの内容。気くばりとあるが、偉人たちの対人関係を紹介したもので、誰と誰がどういう関係だったという表面的なものばかりでビギナー向け。中には義務教育レベルのエピソードもあるので少々物足りない。家康と三成、秀吉と光秀・勝家を比較したり、幕末関連では維新側の人物ばかり取り上げたり(例外は土方歳三)と勝者ばかり持ち上げるのも構成としては如何なものか。北陸線戦で勝家が秀吉に帰れと言ったら本当に帰った話で勝家に非を求めるのは全国のバイトを雇っている店長さんが可哀そう。2019/12/21

ラビット

6
戦国時代から明治時代までの歴史上の人物を題材に、上司・部下像、気くばりといった人間関係におけるエッセンスがまとめられています。現代における人間関係にも転用でき、また歴史への興味も掻き立てられるので、読後はさらに日本史を深掘りしたいという気持ちにさせられました。2020/02/16

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