内容説明
1964年、長野県塩尻市生まれの主人公・秋田泉一は、小学校の徒競走での一等賞をきっかけに数々の大会で金メダルを獲得し、中学に入る頃には「塩尻の金メダル男」と呼ばれるようになる。しかし、それは、“一番を目指し続ける”という波瀾に満ちた人生の始まりにすぎなかった――。
何度失敗しても決してめげず立ち上がり、様々な一等賞にとことん全力で向かって、思いがけずチャンスをつかんでいく泉一。その一途な生き方を、高度経済成長からバブル崩壊を経て平成の今日まで、時代風景と重ね合わせながらユーモアたっぷりに描くエンタメストーリー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
165
金メダルラッシュに沸く本日(8/11)は、「本書を読むのにうってつけ?の日」と理解して読みました。内村光良、初読です。著者とほぼ同世代(但し、1964年の東京オリンピックは知りません)なので、当時の世相、流行等をリアルに感じられ、楽しく読めました。本書は新聞小説で映画化も予定されているのでノベライズの雰囲気です。内容は面白くなくはないですが、小説家としての才能は見出せなかったので、ウッチャンには本業に専念していただきたいと思います(笑)2016/08/11
Tsuyoshi
73
オリンピック開催である1964年生まれの秋田泉一。カメラマンとして一躍有名になった彼は小学校での徒競走で一等賞を取った事をきっかけに、一番になることにこだわり続けた男だった。今に至るまでに多くの挫折や失敗を味わったものの、半生を通して喜びを分かち合う仲間の大切さや過去の経験に無駄は無い事、今を精一杯前を向いて生きる事の大切さがひしひしと伝わってくる。実に内村さんの人柄が滲み出る作品で微笑ましく、面白かった。2017/11/30
どどいち
73
面白い、また、切ない。 一番になったそれぞれのジャンルのストーリーに笑いあり、涙ありで一気読み出来た。2017/01/26
Shoji
62
私は桑田佳祐さんの大ファンです。 内村光良さん原作、脚本、監督、主演の映画「金メダル男」の主題歌を桑田佳祐さんが歌うとのニュースで、さっそくこの本を読んでみた。 内村さんと年代が近いためか、共感しながら楽しく読めました。 内村さんがこの本で伝えたかったのは、あきらめないで頑張り通すことの大切さ、ポジティブに生きることの楽しさ、人とのつながりの大切さ、この辺りかな。 明るく楽しく元気よく、私も頑張ろう!2016/09/02
★グラスハート★
55
1.0 なんか読んでて違和感があったんだけど、元が小説ではなかったのね。舞台を小説・映画にしたようだ。 これは小説じゃない方が楽しめると思う。2021/08/14