日本経済新聞出版<br> アパレル・サバイバル

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日本経済新聞出版
アパレル・サバイバル

  • 著者名:齊藤孝浩【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 日経BP(2019/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532322601

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内容説明

2018年、ファストファッションの象徴とも言えるH&M銀座店が10年の歴史に幕を下ろした。
「次の流通革新」はなにか。
メルカリ、エアークローゼット、ZOZO……
売上を伸ばすために、進化をとげるアパレル業界に迫る!

◆2018年はファストファッションブームから10年目の節目。世界のファッション流通市場はこれまで10年周期で流通革命を繰り替えし、消費市場を牽引してきた。新サービスの登場で、大手百貨店をはじめ、アパレル産業はますます変化を求められている。本書では、これまでのファッション流通市場の構造や消費の課題を明らかにしながら、勝ち組デジタル(ファッションテック)企業大手が取り組むソリューションや次の一手、その先にあるビジョンとゴール(未来予測)について解説する。

◆アパレルの未来は、デジタル抜きでは語れない。メルカリの登場で、消費者は「売ることを前提に」モノを買うようになった。SNSに投稿するためだけに洋服を買い、一度だけ着用した後にフリマで売り出す「ワンショットファッション」。少し高い買い物や、似合うか分からないネット通販の服も、売ることを前提に考えると購入のハードルが下がる。ファッション性の高い衣料品や有名ブランドの商品などを借りるシェアリングサービスも人気だ。いつもおしゃれでいたい! と思いながらも、仕事や家事で余裕がない30代の女性を中心に人気があるのは、「エアークローゼット」。15万人を超える会員を獲得している。プロのスタイリストが選んだ服を、毎月9800円、交換無制限でレンタルできる。本書では、アパレル業界をとりまく最新のデジタル事情を紹介する。

◆著者はファッション流通コンサルタントの齋藤孝浩氏。日経ビジネスや日経MJでも、アパレル分野で頻繁に取材を受けているほか、繊研新聞や業界紙への寄稿も多い。近年は明治大学、青山学院大学等でファッションビジネスに関する講義も受け持っている。第三者の立場から、客観的かつ切れ味鋭く各社の強み・弱みを解説することに定評がある。著書に、2014年11月に刊行された『ユニクロ対ZARA』。

【本書で登場する企業やサービス】
エアークローゼット/メルカリ/H&M/アマゾン/ルルレモン/プライマーク/NIKE/ASOS/Missguided/boohoo/ZARA/next/ミニクラ/ゾゾタウン/センシークローゼット/XZ/リネット/ユニクロ など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

35
私の服の買い方はなんて昭和なんだ!としみじみ実感する本。アパレル業界がどんどんIT化(ってかAI化なのか?)。10年後にはスマホがうちのクローゼットを管理して手持ち服とのコーディネートをご提案してくれるってよ。ユニクロ.H&M.ZARAのその先、ゾゾタウンやメルカリのその先、Amazonが服にすげー力入れてくるらしいぞ! へえ、こんなになるのー。とファッションに疎くてもとても楽しめる近未来の買い物風景。あ、でも取り残されるジジババのためのブティックや洋品店は残ってくんないと。老人の社交場として。2019/04/04

ミライ

35
IT企業が積極的に参入してからの、アパレル業界の歴史および未来を語った著書。百貨店→ファストファッション→オムニチャネル化というファッション業界の変遷が詳しく解説されている。ゾゾタウン、メルカリ、アマゾンなどのファッションアプリ(Webサービス)から、クリーニングをアプリから頼めるサービス「リネット」、服を預ける倉庫サービス「ミニクラ」などなどファッション業界周辺の動向も紹介されていて、いい学びになった。2019/03/06

ユウユウ

30
flierにて要約のみ読了。服は、食品のように腐って廃棄処分となるものではないけれど、そこには確実に流行というものがあり、そういう意味では流動的な商品。昔は通販の服は思っていたのと違うが当たり前だったけれど、最近では店舗からの情報も豊富なことが多く、さらにレビューなども合わせれば、おおよそ思い通りの商品を手に入れることもできる。けれどハイブランド商品をネットでは買いたくないという層もいるだろう。消費者の自由度が高く、選択肢も豊富。けれどその情報量の多さに辟易している人達も少なからずいるのはないだろうか。2019/12/19

空のかなた

30
アパレル業界を第四次産業革命、AIがどんな風に変えてくれるのか、大変説得力があった。冒頭18頁までの「10年後のファッション消費の未来」を読むだけでも、ワクワクしてくる。今の購買行動では、クローゼットの管理・朝のコーディネート・オンラインて購入するときの試着が出来ない事や宅配で届くまでの待ち時間等の様々なストレスを、知らず知らずに受けている。これを解決し始めている各国の事例を知るだけでも頭の体操になる。また、クローゼットの中味は究極の個人情報。どの企業が押さえるか、それが生き残りの鍵になると締めくくる。2019/08/24

G-dark

16
服、バッグ、靴といったファッションアイテムを買う手段がいかに多様化しているか教えてくれる本。実際にお店へ出向かなくても、パソコンやスマホで、公式オンラインショップ、amazon、楽天市場などを使って手軽に注文が出来るし、不要になったらメルカリで売ったり、預ってくれるサービスを利用すれば良いのですから、何とも便利な時代。欲しいアイテムの在庫の有無も、再入荷の予定も、簡単に把握可能。「買う」のではなく「借りる」のもアリ。しかし、そうした便利なサービスに押されて実際の店舗が無くなる事態にはならないで欲しいです。2019/05/12

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