内容説明
この一冊で日本、中国、朝鮮半島の大変化がわかる。
・北方領土2島返還+αはいつ実現するのか
・韓国「元徴用工判決」に日本はどう向き合うべきか
・北朝鮮の非核化コストはどの国が支払うのか
・ゴーン氏の不平等な勾留を国際社会はどう見ているか
・オスプレイを墜落させてもなぜ米軍トップは居直るか(本書より)
佐藤優は事象をどう分析してきたのか。情報読解の実践から学ぶ論考の集成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
羊山羊
7
連載をまとめて書き下ろした1冊。特に沖縄・北方領土と中間米露の事が中心。一項一項が短くてちょっとワクワクに欠ける感がある。読んでいると、鋭い視点云々よりも基本の外交常識や知識をまず既存の事件にあてはめて分析してから精微な予想に入る。逆に言えば自分が分析する必要のある事柄については基本をしっかりと勉強しておく必要をひしひし感じる1冊でした。2019/03/31
Happy Like a Honeybee
6
アサヒ芸能のコラムを書籍化し、思考の幅を広げるには最適な一冊。 時事問題の復習に。 北海道の選挙を巡る経緯が参考になった。 安倍政権長期化の背景と、野党の弱体化。 蓮舫氏の二重国籍問題。 沖縄ヘイト番組と東京新聞論説幹部の思惑。 次作に期待してます。2019/04/23
復活!! あくびちゃん!
5
この著者独特の視点でロシアや北朝鮮問題に切り込んではいるが、週刊誌の連載をまとめたものなので、議論がかなり浅いのが残念。また、沖縄問題になるとかなり私情が入る(著者の母が沖縄出身)ためか、他の議論よりもかなり感情的であり、著者のいい意味での俯瞰的な姿勢がないところも期待外れ。沖縄問題については、橋下氏の方法論の方が圧倒的に良いと思う。今一つ。2019/03/25
ひで
3
夏休み読了第三弾。今年の2月に上梓された本ですが、北方領土問題など、状況は一変しており、国際情勢の目まぐるしさを感じた一切でした。2019/08/13
都人
2
必ずしも氏の主張に全面的に賛同するわけでは無いが、一般マスコミの見方と異なることが多く、ナルホドと思わせられる所も多々あり、一気に読んだ。2019/10/24