「目的思考」で学びが変わる─千代田区立麹町中学校長・工藤勇一の挑戦

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「目的思考」で学びが変わる─千代田区立麹町中学校長・工藤勇一の挑戦

  • 著者名:多田慎介【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • ウェッジ(2019/02発売)
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  • ISBN:9784863102132

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内容説明

■既成概念にとらわれず、「社会で生きる力」をのばし育てる教育。その実践と未来を追う

首相官邸や国会議事堂にほど近い、千代田区平河町にある区立麹町中学校。古くから名門として知られるこの中学の校長になって5年目の工藤勇一がいま、日本の教育界を大きく揺さぶり続けている。口ぐせは「目的と手段をはき違えるな」。
定期テストや宿題を廃止し、固定担任制をやめて全員が担任になる「全員担任制」を導入、社会で生きるためのスキルとモチベーションを高めるための「麹中メソッド」や外部企業や専門家などをまきこんでの「オープンイノベーション」……既成概念を打ち破り、ビジネス的な手法をも大胆に導入して、公立中学としては画期的な改革を次々と行っている。この改革で子どもたちはどう変わったか、また目指すものは何か、工藤校長へのインタビューと周辺取材で解き明かす。

[目次]
第1章 世の中まんざらでもない。結構大人って素敵だ!
<特別対談(1)> 青野慶久氏(サイボウズ株式会社代表取締役社長)

第2章 行政まで動かした改革者の横顔
<特別対談(2)> 木村泰子氏(大阪市立大空小学校初代校長)

第3章「自律」の力を身につけた生徒たち

第4章 保護者も、学校を変えられる

<プロフィール>
工藤勇一(くどう・ゆういち)
1960年山形県生まれ。東京理科大学卒。山形県・東京都の中学校教諭、新宿区教育委員会指導課長などを経て、2014年4月より現職。現在は安倍首相の私的諮問機関である「教育再生実行会議」の委員をはじめ、経産省「EdTech委員」、産官学の有志が集う「教育長・校長プラットフォーム」発起人など多数の公職についている。

【著者】
多田慎介(ただ・しんすけ)
1983年、石川県金沢市生まれ。個人の働き方やキャリア形成、企業の採用コンテンツ、マーケティング手法などをテーマに取材・執筆を重ねている。


※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『「目的思考」で学びが変わる──千代田区立麹町中学校長・工藤勇一の挑戦』(2019年2月20日 第1刷)に基づいて制作されました。
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小鈴

22
東京の「公立」中学校を変革している有名な学校の一つが麹町中学校、その校長と先生、生徒、PTAの話をまとめた本。表紙写真やパワポ、用語からビジネス臭を感じ警戒したが、子供の「自律」を目指し、そこを徹底していくと子供は自ずと伸びていくことがわかる。至極真っ当な主張でした。世田谷の桜ヶ丘が自律手前の子供達に徹底して寄り添うとしたら、麹町はある程度自律している子供の力を伸ばしていくシステム。おそらく麹町システムが普及していくのでは。桜ヶ丘も麹町の校長はどちらも教育畑、現場から生まれたので信用できる。2020/02/02

ninn.atsu

13
書店でタイトルに目に入ったのと帯コメントを落合さんと澤さんが記されていたので読んでみた。学校教育の変革に取り組まれている校長の話ですが、同じことは会社組織の変革にも言えること。トップ(=校長)が熱量を持って変革に取り組むプロセスに価値がある。スクラップアンドビルドのスクラップの部分に価値があること、これからのマネージャーに求められるのは石垣を組む能力、この辺りは今の自分に響いた。ティール組織に出てくる「チーム医療」をモデルにして全員担任制を導入していたり、組織運営に関して参考にできる部分が多いと思う。2019/02/16

tobihaze

12
公立中学で、定期試験も宿題も廃止!と驚くべき改革を次々と成し遂げる工藤校長。どうして?大丈夫?と思ったが、読んで納得。改革の判断基準が、それが本当に子どもたちのためになっているか?だから。手段と目的をはき違えてはいけない、心を教育するのでなく行動を教える、世の中まんざらでもないと伝える、など。どれも今これからの時代の教育の方向性として、核心をついている。『みんなの学校』初代校長の木村先生との対談も良かったです。そして、生徒たちも自分で考えて行動して楽しそう!ぜひこの改革が広まってほしい。ぜひおススメです!2020/02/22

小鈴

12
桜ヶ丘中との共通点を思いつくままにメモ。男性。二人とも理系出身(上智、理科大で教育学部出身ではない)。現場上がりの校長。裁量権が大きい。変革には3-5年。おそらく都教育委員会のテコ入れ?後押しがあるのでは。この二人をバックで推している人がいるのでは?宿題無し、中間期末なし。但し、学力定着を把握するミニテストがある。テストの受け直し1回可能。分かっていることは繰り返さない。分からないところを徹底的に。教師は宿題、テスト実務からの解放。固定担任制をとらない。複数の教師が複数の生徒をみる。面談は生徒、親が指名 2020/02/04

Naomi

11
噂の工藤校長先生の取り組みがわかる本。ずっと教育界にいる方だとは、びっくりです。「子どもたちのため」を一番に考え、行動されていて流石です。改革を起こそうとしなくても、声を上げるだけで変えていける。希望がいっぱいです。読んでよかった(^-^)2019/10/12

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