内容説明
「ウルトラマンティガ」スピンオフ小説、二十年ぶりに文庫で復活!
平成ウルトラマン三部作の脚本家陣による小説シリーズ第一弾。
「ウルトラマンティガ」全話の中でも大好評を博したエピソード第十六話「よみがえる鬼神」に大幅に手を入れ、脚本家自ら小説化した「錦田景竜シリーズ」第二弾を文庫化!
巻末に文庫版あとがきと文庫版特別書き下ろし短編も追加されます。
第三十一話「襲われたGUTS基地」に登場した人工生命体ビザーモ誕生譚を収録。
物の怪を封印することを宿命とする錦田小十郎景竜は、白狐の森で“鬼”と剣を交え深手を負うも謎の女に助けられる。しかしその女は…。
いっぽう現代では“鬼”の手に堕ちたレナと戦わなければならないダイゴの苦悩。二人の愛のゆくえは…。
シナリオに書けなかったウルトラマンがここにある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
78
2000年に発刊された単行本の待望の文庫化です。タイトル作の放送第16話「よみがえる鬼神」の続編小説に初収録の第31話「襲われたGUTS基地」の前日譚となる短編「惑星ビザーモの滅亡」を加えた2編。かつて戦国の世に生き、宿那鬼を封印した錦田小十郎影竜。その影竜に主軸を置いた本作は、放送回のコミカルなタッチとは違い、影竜と物の怪の運命(さだめ)を描いた、優しく切ない物語でした。そしてあの人物の登場やダイゴとレナのロマンスも。ティガファンにとっては堪らない贈り物でした。2019/02/28
活字スキー
20
お気に入りさんの感想より。平成ウルトラマンの嚆矢となった『ウルトラマンティガ』の中でも人気のエピソード(らしい)を手掛けた脚本家自身によるノベライズ、20年ぶりの文庫化!……なんだけどごめんなさい、TV放送時の『よみがえる鬼神』観てないです。てか『ティガ』自体そこまで熱心に観てた訳じゃないんだよねー。たまたまタイミングが合った時に何度か観てるうちに「あれ……けっこうガチでいい話だったりする?」みたいにファンになっていった半端者でも、思わずこみ上げるものがあったね。 2019/04/16
Nao Funasoko
19
ウルトラマンが神話や伝承物との親和性が高いことは言うまでもないが、平成ウルトラシリーズは殆ど観ていないのでこんな物語があるのことは知らなかった。もっとも本作は没プロットをベースとした小説だけの作品のようだが。読了後、関連する『よみがえる鬼神』(ウルトラマンティガ第16話)も観てみたが.....オールドファンにとっては小説のほうが向いているのかもしれないな。2019/03/09
ナンさん
3
テレビで放送された話もコメディタッチのファンタジーで良かったけども。こっちの恋愛ファンタジーでの映像化も見たかった。特に妖狐と妖怪ハンター侍の悲恋やダイゴとレナの関係何かは画面映えすると思うし。 いやー本当に文庫化されて良かった😅2019/03/02
ミッキーの父ちゃん
2
ライトノベルのノリで読むウルトラマンって言う感じで、サクサク読めて面白かったです。2021/03/19