建築家と小説家 近代文学の住まい

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍

建築家と小説家 近代文学の住まい

  • 著者名:若山滋【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 彰国社(2019/02発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784395012633

ファイル: /

内容説明

近代日本の文化空間の構築は、一方で旧来型空間の破壊であった。それは、日本人の心の中に深く影を落とすが、この葛藤を描いたのが文学であった。本書は、漱石、谷崎、三島、村上春樹など明治から現代にいたる多くの文学作品と建築作品を引用しながらまとめた、「建築からの文学史」であると同時に「文学からの建築史」。近代における日本人特有の物語を浮き彫りにする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yuma

1
建築家と小説家は本質的に同じであり、その職に男性が多いのも分かる気がした。現代文学指南書としても非常に面白い。2016/05/06

あらなみ

0
図書館本。表題に似つかわしくなく、内容は近代から現代における小説家視線で展開される。筆者は建築の門の出であるはずなのに。 申し訳程度に出てくる建築家とその作品、主軸は筆者の選り好みした小説家が作品にえがいた当時の建築とその役割。 近代小説入門には良いかもしれないが、うっかり、小説家の住んだ家や地域の建築様式紹介と思って借りた自分にはきつい内容だった。 ちょっと何が言いたいのか、わかんねぇっす。2017/12/10

しじみ

0
同じ時代に生きていても、育ってきた環境によって洋風住宅への考え方がこんなにも違うものなんだと少しびっくり。洋風に憧れている文豪もいれば反発する文豪もいたり。また、作品内における部屋の配置や住宅様式が、どんな風に作中の人間関係に影響を与えているのかが詳しく解説されていておもしろかったです。登場する作品を読んだことがなくても楽しめました。これから掲載作品を読むにあたって、作品内の建築にもっと目を向けてみようと思います。2017/02/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6379142
  • ご注意事項