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内容説明
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クウちゃんは、生後2ヶ月の子犬です。だれかに捨てられ、動物収容施設にいました。ある日、クウちゃんのもとにあたらしい飼い主が! ひきとり手がいなければ、殺処分されてしまうところでした。幸運にも「いのち」をすくわれたクウちゃん。ただ、そのいっぽうで「捨てられるいのち」は少なくありません。私たちになにができるのか――。涙なしには読めない、真実を伝えるフォト・ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
45
今までに何冊も動物達の命が粗末にされる現実を本で読んできたけれども、何冊読もうが、やっぱり涙が出てくる。そんな理由で飼っていた犬や猫を保健所に持ち込むの?あなたに心はあるの?と問いたくなる。もしも自分が病気したからとか妊娠したからとか、そんな理由で捨てられてさらに命を奪われる事になったら、そんな理不尽な!って怒るでしょう?もっと自分の立場に置き換えて考えて欲しい。感じて欲しい。そして一刻も早くショーウインドウでの生体販売を禁止して欲しい。本当に飼う資格のある人にしか売らないで欲しい。切に願う。2016/10/30
くぅ
38
書店の夏休み課題図書フェアで発見。人間の身勝手によって殺処分される犬猫の話が中心で心が痛む。「飼ってる猫が産んだけど飼えないから」と4匹の子猫を保健所に持ち込む女性は、「かわいそうだから」と現在飼育中の猫を今後も避妊しないと言う…。避妊は可哀想だけど、4匹の命を奪うのは保健所の職員だから平気なのか。平成25年度、一年間で日本中の犬2万8570匹と猫9万9671匹が殺処分される現実。命を扱うということ、共に生きるということを一人一人がもっと重く考える必要があると思う。買えない制度も必要ではないか?2015/07/17
たまきら
28
現在我が家には6匹の預かり猫がいます。4匹はブリーダー施設より救出した子たち。2匹は台風一過の朝、倉庫に避難していたのを保護された生後3週間ほどの子猫たちです。夫婦と友人とで「お人よしだねえ」と苦笑い。薬代、ご飯、トイレ。…でも、あきらめる辛さを経験するよりはこのほうがいい。あきらめない人たちの本が、現在本当に身に沁みます。娘も子猫の誘惑に負けそうになりながら宿題や習い事に精を出してるし…がんばるぞ!この本に励ましてもらえた気がします。2019/09/11
がねーしゃ
28
児童書。フォトストーリーなので、たくさんの収容された犬猫が、愛らしい瞳でこちらを見ています。しかし「ここに写っている子たちは、もうこの世にはいません」。もう、号泣で辛くて悲しくて、でも私の力では出来ても一頭を救うのが精一杯という現実に絶望…。すでに一頭保護犬を飼ってはいますが、もう一頭と考えてしまいます。どうか無責任に捨てる人間を減らして下さい。それから、ペットショップで売る為の繁殖をやめて、保護犬・猫を扱って下さい。何も高いペットショップで買うことはないでしょ?2019/08/09
七月せら
25
保健所に動物達を持ち込む人は、自分が一度は可愛がった家族を自分の手で殺していることになるのに、どうして平気でそんな事ができるのだろうと思っていました。この本を読んで気付いてしまった事。彼らは、自分の手で殺しているなんて思っていない。いらなくなったから、邪魔になったから、飼うのが難しくなったから、保健所に預けただけ。後は自分の知った事ではない。ーーそんな風に思っているのなら、とても悲しいし悔しい。同じ人間として。彼らにもいろいろ事情はあるでしょう。でも、どうしてそれを初めに想像できなかったの? →2016/11/13
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