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内容説明
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地球全体で炭素(C)が占める割合は小さく、15位にも入りません。それなのに炭素がありふれた物質に感じられるのは、地殻中、それも人が暮らす地表に集中しているからです。人が暮らす地表は「炭素の王国」なのです。そしてこの炭素は、さまざな物質と結合して有機化合物を生み出します。有機化合物の種類は「無数」としかいいようがないほどたくさんあり、炭素がなければこの世は成り立ちません。本書では「元素の王様」といっても過言ではない「炭素のすごさ」に迫ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トムトム
28
炭素ワールドの住人たち。本当に炭素はすごいですね!生物の体内で働く酵素も炭素。ダイヤモンドも炭素。毒も薬も炭素。カーボンナノチューブなどの新素材も炭素。自分の体を含む身の回りのものは、ガチでほとんど全てに炭素が入ってる。元素の王様だなぁ!2021/03/25
奈良 楓
12
【とても良かった】・ 文系にも優しく解説。 ・ 炭素は毒にも薬にも新素材にもなる、ということが良くわかりました。 ・ 分子間の結合や構造が物質の性質に影響することが分かりました。化学式が多い本ですが、嫌気がささなかった。2020/10/10
みさみさ
5
いやー、すごい!! 毒についてかなり詳しい。役立つときがあるだろうか。。??2019/05/07
YHITO
4
★★★☆☆:世界は炭素が支えている。とは、的を得すぎた言葉ではないかね。私たちの身の回りのものは、多くのものが炭素元素含有であり、その炭素のあり方に着目することで、幅広い内容を紹介している。2019/04/30
おかっち
3
身の回りにあるものが、炭素・細胞・分子から構成されている。一瞬物の見方が変わりました。 透視するような感覚(出来ないけど) 地球も人も自然も目に見えない小さな分子の結合から出来ている…よく分からないけど、なんか凄い。科学の研究・進化は素晴らしい歴史だと感じる一方で遺伝子組み換え・狂牛病・化学兵器・など自然の摂理から離れた進化は人を苦しめるもの。このような研究はなぜ止まらないのか…この力を地球が豊かになるエネルギーに注いでほしい。メモ→蚕のフェロモンが100万匹を狂乱させる。甲状腺ホルモンにヨウ素分子あり。2019/11/03