光文社新書<br> プログラミング教育はいらない~GAFAで求められる力とは?~

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光文社新書
プログラミング教育はいらない~GAFAで求められる力とは?~

  • 著者名:岡嶋裕史
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 光文社(2019/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334043971

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内容説明

ジョブズ、ザッカーバーグ、ペイジ、ベゾス、ゲイツを教育で生み出せるのか? 単にプログラミングテクニックが優れている者と、それら大帝国を統べる「天才」とはどこが違うのだろうか? それは、アイデアと、そのアイデアを実製品・実サービスに結びつける能力である。――2020年、プログラミング教育必修化に向けて問う。キモは、プログラミングではなく「プログラミング的思考」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

96
「プログラミング的思考」とはかなりチャレンジングだ。19世紀半ばの明治開闢以来、学校とは国民皆兵と殖産興業のために「管理統制をたたきこむ機関」であるからだ。体育の授業や運動会で今だに行われている組み体操や行進訓練などはその名残である。小学生が問題を解決するためにプログラミング思考を身につけてしまったら、「運動会をやらない」という選択肢もありうる。子どもと文科省・学校・先生の間で相反する思考になった場合、後者は「大人のいうことは黙って聞け」と気合いで乗り切るのだろうか。ぜひ両者のバトルを見たいものである。2019/07/16

シン

24
コーティングの教育は必要なし。 プログラミング的思考の教育は必要。 という内容。 (そういう意味でこのタイトルはなんとも微妙。  売るためかとも思うが、  冒頭で上記のことを説明しているし) 昨年からこの手のプログラミング教育の本はけっこう読んだゆえ、 目新しい主張は特になかったが、 よくまとまっていて読みやすい。 良書。2019/03/11

haruka

20
プログラミングの技術の教育は要らないが、プログラミングを通して論理的思考力を鍛えることが大事というのが著者の主張。空気を読んでくれない機械(PC)と対峙し、苦しみ試行錯誤するうちに論理的思考力は育つはずだと。それはどうなのかなぁ…小中高の先生が何かふわっと教えたところで子供がその境地まで頑張れるとは思えない。それよりも「これからの時代、プログラミングが何であるかも知らない者が、アイデアを立案して成功することはできない」という主張が響いた。プログラミングを教わって好きになる少数の子供を拾うことに意味がある。2023/08/09

大先生

15
プログラミング言語やコーディング(狭義のプログラミング)の教育はいらない!しかし、プログラミング的思考(論理的思考能力、問題解決能力、プロジェクトマネジメント能力、コミュニケーション能力)は重要!という内容でした。また、SEとか、プログラマ、ITエンジニアのニュアンスの違いが大まかに理解できます。スティーブジョブズは、アメリカ人は全員プログラミングを学ぶべき。全員が弁護士になる必要はないけど、ロースクールに通うことは人生に役立つはずというのと同様。と言ったらしいですが、その程度にしか役立たないのかと…苦笑2020/07/13

Ryo

12
プログラミングを勉強しようと思ってたところに、この題名。思わず手に取る。プログラミング教育と言うと、多くはプログラムを書く技術(コーディング)だけに注視してしまうが、コーディングは全行程の末端の、儲からないところなんだぜー!から始まる。プログラミング教育で大切な事は、論理的思考力と問題解決能力。そして、コミュニケーション能力である。PCと言う生物ですらないモノを使役して、問題を解決させる思考法こそが肝だ。技術はあくまで手法でしかない。人文系の課題設定能力以上の能力が無ければ、手法に何の価値もない訳だ。2019/02/26

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