光文社文庫<br> 殺人は女の仕事

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光文社文庫
殺人は女の仕事

  • 著者名:小泉喜美子
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 光文社(2019/02発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334777975

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内容説明

大手出版社に勤務する志賀子は、幾人もの一流作家を抱える敏腕編集者として忙しい日々を送っていた。そんな折、ミステリー作家志望の美しい青年に出会い、少女のように胸をときめかせ、彼との将来を夢見るようになった。だが、青年が妻帯者だと知ったとたん、殺意が……。著者の体験に基づく表題作などミステリー本来の洗練された味わいが光る珠玉の8編を収録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

geshi

35
賢さ・醜さ・愛・憎悪・悲哀・愚かさ、女の様々な顔を描く短編集。犯罪小説なのにロマンスが匂っていて二段オチが決まっている『万引き女のセレナーデ』、女同士の表に出ないドロドロの戦いと殺意の『殺意を抱いて暗がりに』、元スターをかつての栄光から残酷なまでに引きずり下ろし自らを殺させる『二度死んだ女』、嫁姑関係の合い要れなさであり自己を顧みない人間を描きオチがゾッとさせられる『茶の間のオペラ』、自分勝手な思い込みが積み重なった先にあっけなく裏切られる反転の『殺人は女の仕事』。2020/05/04

なっち

32
元々はとても古い作品だそうで、私が小学生の頃に出た本の新装版。古き良きミステリーの原点のような作品集だけど、私にはパンチが足りなく感じた。2021/01/12

タカギ

29
軽妙洒脱。小泉先生の会話文がとっても大好きです。短編が8編。どの話も面白いですが、「万引き女のセレナーデ」「殺意を抱いて暗がりに」は後味の良さで、「毛(ヘアー)」はミステリの驚きで、「茶の間のオペラ」はゾッとする予感で、それぞれ気に入りました。色々な種類の女の人を見られて面白いですよ。2019/05/06

coco夏ko10角

26
8つの作品収録の短編集。以前小泉さんの長編を読んだことがあるけど、短編の方が相性いいかも。『二度死んだ女』二度目の死はそういうことかと…。『殺人は女の仕事』もよかった。2019/10/07

ぶんぶん

25
【図書館】また、やってしまった。 再読なのにすでに読んだ事を忘れて読了してしまった。 健忘症になってしまったか??? しかし、古き良きミステリーといった物語。 当時の匂いが随所に感じられるお話しだ。 翻訳家もやっていたので、アメリカン・ミステリーの香りがする。 ミステリーらしいミステリーの書き方をしている。 読む本はいっぱい控えているのでダブっている暇はないのだが。 読みたい感性というのは似て来てしまうのだろう(笑)2022/11/02

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