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内容説明
ジェマ、14歳。重度の脳性まひで話せず、動けない。ところが殺人犯の告白を聞いてしまい、なんとか誰かに伝えようとする。勇気と感動のサスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
41
ミステリー要素強く、続きを早く知りたくてページをめくる手が止まらなかった!重度の脳性まひと四肢まひを抱え、意思表示が出来ない少女ジェマ。彼女はある日、介護人であるサラのボーイフレンドから殺人を犯したという秘密を打ち明けられると共に、更なる危険を感じる。なんとかして伝えなければ!彼女の葛藤と苦悩に満ちた日々の重さに、そして勇気と希望に心震えます!!ジェマが里親である母と言葉を交わす場面では思わず涙がつたう。作者は今英国で注目の新人作家で、養護学校の教諭とのこと。良書!!多くの人に読んでもらいたい1冊です!2020/10/26
ひさしぶり
22
重度障害者に深く関わっていたから描けた気持ちや生活の盲点を犯罪解決と絡めたYA本。居ても分からないだろう喋れないからと存在を無視したり、あるいは極端に哀れんだりしていないだろうか?指一本さえ動かせない車椅子の少女が一発大逆転の犯人逮捕に貢献しちゃう胸がすく話。脳性麻痺の車椅子の14歳の少女、多動性障害?の女の子、自閉症の男の子の3人の里親をこなす事はいくら専門知識があり介護補助があっても日本じゃ(ヾノ・ω・`)ムリムリ。2021/07/06
ぽけっとももんが
15
うまいなぁ。重い脳性まひで意思を伝えられないジェマには、いわば王様の耳はロバの耳、邪悪な秘密を持つ者がつい秘密を話してしまう。ジェマに年相応の知性があると感じている家族やヘルパーのサラ、全くそんなことを想像しないダンや他のヘルパー。大人向けならばジェマは当然命を狙われるんだろうけれども、そこはYAなのでね。ジェマのように自分の気持ちを伝えられないもどかしさや腹立ちを、想像してみてほしいと思う。そして、3人の里子を育てるジェマの両親はすごい人たちだ。そのサポート体制も。2019/06/27
hautan
12
図書館本。児童書ではあるけれど、大人でも充分楽しめる真面目で考えさせられる本でした。気になってかなりの一気読みしちゃいました。おすすめ本です2021/04/12
みよちゃん
11
里親、障害児、殺人事件、沢山の課題があって、主人公の思いがやがて、家族のあり方、思いやり等考えさせられた。児童書コーナーにあるが、YAの方が良いのでは?2019/05/29