内容説明
元号が変わる新しい時代の幕開け。参議院選挙、消費増税、憲法改正……安倍政権はいつまで続き、その掲げる政策の行方はどうなる? 株価と賃金・景気実感の乖離のなか、真のデフレ脱却は本当にできるのか? 米、中、露、韓国、北朝鮮、流動する外交のパワーバランスの中で日本は真のアクターと言えるのか? 待望論久しい小泉進次郎が総理大臣になれるのはいつ? 日々のニュースを眺める視界が、この一冊ですっきり開ける!
目次
はじめに
第一章 日本の政治はカレンダーで決まる
第二章 日本の運命は国際情勢で決まる
第三章 日本の経済は日銀で決まる
第四章 日本の総理大臣は参議院選挙で決まる
第五章 国民の未来は官僚が決めている
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
templecity
16
自民党は総選挙、参議院選挙、衆議院選挙の順で重視している。参院選挙の結果次第で捻じれが起こって政権交代が起こりかねない。参院は決定権が無いと思われがちだが、スケジュールを見ながら法案を廃案にもっていくことができる。民主党政権時代に捻じれ状態のため、消費税増税くらいしか成果は無い。三権分立が一番徹底しているのが米国。小泉政権は派閥政治を廃したと言われるが、しっかり派閥を意識しながら政治を進めていた。(続きあり) 2020/03/22
軍縮地球市民shinshin
14
政治・経済の基礎知識を分かりやすく書いた本。アメリカ大統領は戦時は権限が強いが平時は弱いとか、日本の総理大臣は意外と権限が強いが基盤が弱いので選挙で負けるとコロコロ変わるなど、テレビのワイドショーや池上さんの解説ではふれていなさそうなことが書いてある。なかなか勉強になる。2019/03/20
やす
11
政治に感心を持ち始めた人は読むべし。今の様子を見ると政治主導で官僚をうまく使うなんて夢のまた夢にしか思えないよなぁ。2019/03/12
ランラン
10
政治は今一つ分かりにくいところがあって途中で本を読んでも途中で匙を投げてしまうところがあった。安倍政権が続く理由やそれぞれの政治家が普段意識していることが何となく理解できました。安倍さんに例えると総裁選挙に勝つことが一番、次に重要なことは参議院選挙に勝つこと、意外に3番目は衆議院に勝つこと。総理大臣になるには派閥の領袖になり派閥を抑える必要がある。派閥のお蔭で当選した参議院議員を抑えれば総理が可能になるというカラクリ。2019/10/16
ミナ
10
2時間ではわからなかった……。考えをまとめ抑えるためのポイントは書いてあるけど、読み進めるうちに、日本の政治体制に絶望しかなくなる。日銀の人事を握らなければ終わるやら財務省は増税派で実力者が立つと政府は白旗揚げるとか、これで安定した日本なんて来るとは思えないし、デフレ不況に備え続けないといけないのね。でも、どう備えるの?!2019/08/15
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