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内容説明
日本という国号が定まり、天皇という称号が成立した七~八世紀。今に続くこの国の原型が出来上がった。古代史を専門とする歴史学者と、古代を舞台にした作品を数多く発表してきたマンガ家が語り尽くす。古代を知ることは、現代を知ること。浮かび上がったのは、日本が現代も抱える問題点だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かふ
16
里中満智子『女帝の手記』を読んでいてこの頃の時代(持統天皇-壬申の乱・藤原氏の政治・白村江の戦い)の副読本として。どっちかって言うと里中満智子の漫画が歴史の副読本なのだが、里中満智子先生の古代史の知識もなかなかのものである。女性ならでは視点で語っていくのが里中満智子でそれを補足、新説を語るのが倉本先生。持統天皇もどっちかっていうと悪女のイメージなのだが夫の天武天皇と共に日本の天皇制の体制を形作った。2020/02/19
ユウユウ
10
#読了 『天上の虹』の背景がここに。2022/07/31
筑紫の國造
8
これはなかなか面白かった。失礼ながら両者とも本書を読むまで存じ上げなかったが、漫画家と古代史学者の取り合わせはなかなか面白い。「日本」がどうやってできたのか、古代史のさまざまな側面から光をあてているが、決して古代史の知識を披瀝する場に終わっていないのがいい。両者が「私はこう考える」と自分の意見を時にぶつけ合い、持論を展開していく様は単なる「歴史書」にはない面白さがある。また、単純に古代の話だけではなく、現代の日本についても言及があり、読ませてくれる。「天皇は神話とつながっている」という見解には完全同意。2018/06/23
みみりん
7
最近は古代史に興味があるので面白かった。地域ごとの勢力があちこちにあった時代から1つの国に統一する過程や最新の文化は取り入れながらも小さな島国が大陸の1部にされないような対策を知りさらに興味を持った。学校の歴史授業でも史実だけでなくこれくらい深く考えてみたらもっと歴史に興味を持つのに。2025/03/16
河童
4
古代史を知ることは日本国の成り立ちを理解するうえでとても有意義です。里中満智子さんの造詣の深さと想像力には驚かされます。そして倉本さんの個性あふれる視点は読んでいて面白い。倉本さんの本はこれで三冊目。私に日本古代史の魅力を教えてくれた倉本さんに感謝。里中さんのコミックも読んでみよかな。2018/07/03
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