美酒復権――秋田の若手蔵元集団「NEXT5」の挑戦

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美酒復権――秋田の若手蔵元集団「NEXT5」の挑戦

  • 著者名:一志治夫【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • プレジデント社(2019/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784833451383

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内容説明

【内容紹介】
秋田発で日本酒業界に新風を巻き起こした
5人の蔵元のグループ「NEXT5」その劇的な足跡を辿る!
それは、5人の帰郷から始まった──。
ゆきの美人=小林忠彦、白瀑(山本)=山本友文、福禄寿(一白水成)=渡邉康衛、新政=佐藤祐輔、春霞=栗林直章……
2010年4月、秋田の蔵元5人が「NEXT5」という名のグループを立ち上げた。
5人が同じ方向を向いて、酒造りを研究し、共同醸造酒を造る。
その活動は、やがて一つのブランドとなり、右肩下がりで苦境に直面していた多くの酒蔵に刺激を与えていく。
日本酒界を牽引するムーブメントを起こした蔵元集団の軌跡を追ったノンフィクション。
旨い酒、秋田にあります!
知力を結集し、郷土の酒を変えた5人の物語

【著者紹介】
[著]一志治夫(いっし・はるお)
1956年長野県松本市生まれ。東京都三鷹市育ち。講談社「現代」記者などを経て、ノンフィクション作家に。『狂気の左サイドバック』で第1回小学館ノンフィクション大賞受賞(新潮文庫収録)。主な著書に、『失われゆく鮨をもとめて』(新潮社)、『たったひとりのワールドカップ 三浦知良1700の闘い』(幻冬舎文庫)、『魂の森を行け 3000万本の木を植えた男』(新潮文庫)、『幸福な食堂車 九州新幹線のデザイナー水戸岡鋭治の「気」と「志」』(プレジデント社)、『旅する江戸前鮨 「すし匠」中澤圭二の挑戦』(文藝春秋)など多数。

【目次抜粋】
プロローグ 五人の帰郷
第1章 ゆきの美人 蔵元杜氏の誕生
第2章 山本 どん底からの再起
第3章 一白水成 地域に根づいた酒を
第4章 新政 伝統と革新の探究
第5章 春霞 六郷湧水群が生む美酒
第6章 NEXT5 最強軍団の誕生
第7章 米づくりへのアプローチ
第8章 酒蔵をコミュニティの核に
エピローグ あとがきにかえて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

73
(2024-14)【図書館本】日本酒の消費量が減り、毎年幾つもの酒蔵が廃業しているという。こうした状況に危機感を抱き、本当に美味しい日本酒を作ろうとした秋田の蔵元集団「NEXT5」の挑戦。「ゆきの美人」「山本」「一白水成」「新政」「春霞」今では全国的にも有名な銘柄であるが、立ち上げ当時はどの蔵も経営的には危機的な状況であった。従来のやり方を大きく変えることはもちろん不安も大きく、杜氏との意見の食い違いや、醸造の失敗もあるが、それに挑戦して新しい一歩を踏み出した彼らを称賛したい。★★★★2024/01/29

pukupuku

69
これもまた日本酒を求めて彷徨っていたら出会ってしまった1冊。読む「情熱大陸」なんて出てきていたけど,読んでる間「ぼくらは位置について 横一線でスタートを切った・・・」って「プロフェッショナル」の主題歌がずっと頭の中で流れてた。下町ロケットシリーズみたいにさ,NEXT5シリーズでドラマできたらいいなぁ。日本酒は美味しい!美しい!アートだ!飲み過ぎなければきっと体にいい!日本酒の本というよりビジネス本と感じた。2019/01/02

T2y@

47
秋田旅行に向けた予習本。日本酒界のジョブズと評される「新政」蔵元の佐藤祐輔氏を中心に、志を共にするNEXT5の軌跡を追った一冊。著者は「狂気の左サイドバック」一志氏だけに、読み応え充分。東日本震災が現在の日本酒復権の一助となった軌跡も知る。今回の旅で「新政」は入手ならずも同NEXT5の「福禄寿」を購入。ドラマの続きは冷酒でじっくり味わいたい。2021/06/27

makoto018

9
読後、日本酒の味わい方が変わった。ゆきの美人、白瀑(山本)、福禄寿(一白水成)、新政、春霞。秋田の若手蔵元集団「NEXT5」。彼らが、右肩下がりだった秋田の、そして日本の酒造業界に与えた変化は大きかったのではないか。作れば作るだけ売れた時代から、衰退期に入った清酒業。跡継ぎだった彼らは、蔵元自身による酒づくり、純米酒への転換、昔ながらの手法による酒づくり、首都圏中心の販売など変革を起こす。エッジを立てるほど、独自な風味となり、差別化が図られる。地産地消で味わえるお酒。これこそ、秋田のシビックプライドだと。2023/10/20

sunafukinT

9
★★★★★ 本の話と全然関係ないけど、日本酒で一番好きなのは八仙です!▼秋田の若き蔵元の苦労話です。私が日本酒を好んで飲み始めたのはここ5年くらいなので、秋田の日本酒がこんなことになってるとは知りませんでした。。何にしてもその時代に合わせた改革は必要なんですね。▼私も将来は田舎に戻って家業(漁業)を継ぐ身なので、考えさせられますね。。▼どの時代も何をやるにも勉強と研究は必要です!私もその心をすてないで生きていきたい。そして、保守的な人とぶつかるのもいつの時代も同じなんですね。。2019/04/17

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