講談社文庫<br> 加藤清正 豊臣家に捧げた生涯

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講談社文庫
加藤清正 豊臣家に捧げた生涯

  • 著者名:近衛龍春【著】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 講談社(2019/02発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065149355

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内容説明

「賤ケ岳の七本槍」として羽柴秀吉と柴田勝家の決戦で頭角を現し、朝鮮出兵では太閤・秀吉の信任を得んがため鬼神のごとき働きをした加藤清正。だが、秀吉没後は石田三成と激しく対立。秀吉の遺児・秀頼を大切に思いながらも徳川家康に接近していくことになる。そして東軍と西軍が開戦するや東に与するが、関ヶ原ではわずか1日で雌雄が決する。その後露骨になる家康の専横。秀頼を守ることだけを考えていた忠義の将の思惑は……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Book Lover Mr.Garakuta

9
武勇に優れ、智謀に優れ、主従関係の忠儀に篤い。人情味溢れる人物であると作品を通してうかがえる。生涯を豊臣家に仕え賤ケ岳七本槍の苦悩の人生を描く。家康の専横ぶりを阻止しようと立ち上がるが、豊臣家の没落とともに清正自身も終焉を迎えるのだ。関ヶ原前後でも活躍し武勇長久で、特に九州の熊本城はかなり有名だ。彼の築城技術は目を見張るものがある。その家名は末代まで残せたと思う。JR立花駅直の立花商店街の小林書店さんで、購入。2019/02/22

くらーく

2
どうも、この著者の描く武将は、生き生きとしていない。これじゃあ、加藤清正もただの戦闘バカみたい。せっかく、熊本城の堅固さをアピールしているのに、本筋にはほとんど描かれていない。きっと、いろいろと思案(設計だけじゃなく、費用だって、運用だって考えていただろうし、いずれは改築や街づくりもかんがえていたと思うけど)している工程がさっぱり無い。読み飛ばしちゃったかもしれないけど。 朝鮮での戦いは詳しくて、それはそれでありがたいけど、つまらないのよね。相手が弱すぎて。戦闘ではなく、他武将との政治問題だし。2019/09/07

tako_machida

1
初読の作家さんでしたが、豊臣愛溢れる加藤清正の生涯が、これでもかってくらいに書かれていて、清正が家康よりも長生きしていたら時代は全然違っていただろうなって想像力が膨らみました。2019/03/22

白鳥れいこ

0
読みにくい文章だが次第に面白くなる。豊臣秀吉を父とも慕う加藤清正。勇猛果敢、戦術も思慮もあり、朝鮮出兵では何年も苦闘して数々の武功を立てる。一方、知略に長けた石田三成は戦場で戦うことなく、秀吉の傍らにいて都合の良い報告をしては讒言を繰り返し、武将たちを混乱させた上、撤退させる。清正は、いわば新参者三成への嫉妬と侮蔑が充満していく。豊家一筋に生きた好漢清正が清々しい。2022/05/01

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