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内容説明
戦時中の広島へ高校生がタイムスリップ!
原爆が投下される直前の広島に、時空を超えて飛んだ現代の高校生。
原爆被災地となった広島でオーバーラップしてくる3.11の記憶……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
13
○ 修学旅行で広島に来た高校生、南陽太(みなみはるた)。原爆ドーム見学中、彼が開いたドアの先は昭和20年8月6日、原爆投下直前の広島だった。南はこの時代の少女、重高佐和子とともに爆心地から出来る限り離れようと自転車を漕ぐのだが…。原爆でたくさんの命が奪われた事と、震災で家族を失った事を重ね合わせた南は重高さんを守ることを決意する。「知ってるんだ、この先何が起きたかを」。最初に読んだ時は、なぜ周囲の人も助けないのかと思いましたが、その場にいたら自分の事で精一杯でしょう。胸を締め付けられる物語です。2019/03/25
AM
3
傑作。ぜひご一読を。個人的には終盤で主人公が好きなバンドの名前をつぶやきながら木を殴るシーンが素晴らしいと思います。2019/03/10
プロムナード
2
タイムスリップという設定や重いテーマとは関係なく、まっすぐ前を向く重田さんと不安に呑まれそうになりながら必死に行動する南くんという、血の通ったふたりのキャラクターがこのマンガ最大の魅力です(あと、いびつで印象的な絵の力も!)。つまりは、私たちはこの残酷な世界にどう向き合うのかという話なんだなと。作中でハイロウズ「日曜日よりの使者」が流れたとき、口ずさみながら、涙がこぼれて仕方がありませんでした。“たとえば世界中が どしゃ降りの雨だろうと ゲラゲラ笑える 日曜日よりの使者”2019/05/04
otmsy
1
8月6日と3月11日、どちらも途方もない出来事が起きた日です。これを「想像もつかない」という言葉に閉じ込めるのではなく、想像してみましょう、と呼びかけているように思いました。 こんな風に書くと真面目一辺倒な漫画に見えますが、主人公とヒロインは魅力的なので、多くの人の目に触れてほしいですし、巻末の言葉が2巻にどのように繋がっていくのか、とても気になります。2019/04/15
たいやき
0
続きが気になるけど、広島の原爆投下と311を題材にこの物語を書く作者の背景にもとても興味がある2021/03/11